日経平均は131円高の15586円で引け。
本日も上昇し、これで続伸記録は9日に延びました。
売買代金は、本日は前日比2,215億円増の1兆7,851億円でした。
日経平均の今年になってからの戻り高値は、15759(7/31)。
それに対して、ドル円の戻り高値は104円12銭(4/12)なので、これまでは、日経平均に比べてドル円の戻りが鈍いという状態が続いておりました。
しかし、ドル円は今週に入ってから円安方向に動いており、本日一時103円96銭の高値をつけており、戻り高値まであと少しの所まで戻しています。
ドル円がこのまま104円12銭(4/12)を抜いてくるか、それに近い所まで戻すような展開になると、日経平均の動きにドル円がやっと追い付いてくるという流れになるのではないかと思われます。
なお、従来からこのブログで書いてきているように、これから大きな調整に入る下げが発生すると見ているのですが、これまでは15759(7/31)から14753(8/8)まで1週間で1,000円程度下げる展開となった所が大きな調整に入る入口になるとみていました。
しかし、これまでの動きを見る限りでは、それはあくまでも戻り局面が続く中での調整の下げという位置づけだったように思われます。
大きな調整に入る場合、日経平均が大きく下落すると共に、100円/$を割れるような円高がパラレルで進行するようなパターンを想定しているのですが、今考えると、15759(7/31)から14753(8/8)まで下げた時は、ドル円が戻り高値をつけていない中、日経平均だけが戻り高値を更新中で、その中で起きた下げだったので、下げ方としてはあまり大きくならなかったという見方もできるように思われます。
よって、これから、日経平均と共にドル円も戻り高値をとってくるような動きになれば、そこから生じる調整は今度こそ、株安と円安高がパラレルで進行するような、比較的大きな調整となるのではないかと想定しています。
まずは、ドル円が日経平均と共に、ここから戻り高値をとってこれるかどうか、見ていきたいと思います。