昨日のNY市場は、続落でした。
ナスダックの下落率は▲1.59%、NYダウの下落率は▲2.1%でした。
ナスダックの昨日の安値は4921だったので、12/14につけた直近安値4871は維持しました。
しかし、NYダウの日中安値は17124だったので、12/14につけた直近安値17138を下回って引けました。
NYダウは、ここから下げが広がるパターンになりそうな感じ
今週のNY市場の動きは、12/14の月曜日に一旦の底をつけて反転。
その後、FOMCでの利上げ決定を受けて上昇しました。
しかし、その翌日12/17に高値をつけた後は、木曜日、金曜日と続落となりました。
NYダウの一目均衡表の遅行線の動きをみると、12/14から12/16まで3日続伸となった事で、12/8あたりから陰転入りしていた遅行線が再び陽転となる、一歩手前まで来ていました。
3日続伸の流れを引き継いで木曜日も上昇してくれば、再度陽転となる可能性もあったのですが、そうはならず、木曜日、金曜日と続落となりました。
木曜日、金曜日の遅行線の動き方をみると、26日前の日足の動きに沿った形で下げる形状になっていますので、この動き方を見る限りでは、ここから下げが広がるパターンになりそうな感じがします。
日経平均も当面下方向へ向かいそうな感じ
12/14の記事「日経平均は反落となるものの、一応想定シナリオとしては2パターンで見ておいた方が無難かも‥‥」で、「ここから上方向に向かうのか、下方向に向かうのか、判断に迷うので、双方の可能性を考慮した上で、暫くは相場の方向性を見て行った方が無難か」という事を書きました。
また、翌日の12/15の記事「NYは反発となるも、日経平均は続落」では、「今週は木曜日にはFOMCの結果が、金曜日には日銀会合の結果が明らかになりますので、その結果が出れば市場の方向性も明らかになってくるのではないかと思われます」という事を書きました。
この2つの重要イベントを経た後のマーケットの反応を見る限りでは、市場は当面下方向へ向かうと見るのが妥当のような感じがします。
なお、日経平均は16901(9/29)から20012(12/1)まで3111円上昇しています。
その後、18562(12/15)の安値をつけてから19869(12/18)まで戻しているのですが、来週の相場で18562(12/15)の安値は割れてきそうな感じです。
この安値を割れると、次の節目は18000円(※)あたりとなります。
(※)16901(9/29)から20012(12/1)までの上げ幅3111円の61.8%押しが18089円。
もしもこの節目もあっさりと割り込むような形となりますと、12/12の記事「NY市場急落で調整局面入りが鮮明に。日経平均の安値予想は? 」で書きました、日経平均で16,000円という可能性がやや高くなってくるのではないかと思われます。