昨日のNYで、ナスダックは▲2.6%と急落。
NYダウの下落率は▲0.96%なので、ナスダックの下落が際立つ形になっております。
チャートで見ても、3/6高値から3/27安値まで下落し、一度75日移動平均割れ。
その後切り返し、4/2の戻り高値まで短期的に戻るものの、再度下落に転じ、3/27の直近安値を下回っている他、再度75日移動平均を割り込んでいます。
75日移動平均を一度割り込んで反発に転じる所までは良いのですが、その後あまり時間をおかず、再度移動平均を割り込むというのは、チャートパターンとしてはあまり良くない形になります。
以上のような動きは、もしかするとこれまで比較的堅調だった米国市場が変調をきたすきっかけになるのかもしれません。
昨日の記事では、ナスダックの動きがやや気になるというような事を簡単に書いたのですが、一夜明けて引値を確認した結果、警戒レベルが上がったという感じになります。
来週のNY市場の動きは要注意という事になるかと思います。
一方、これを受けてシカゴの日経平均先物が下落しているので、週明けはマドを空けて下落してスタートする形態が予想されます。
月曜の相場が、このマド空けを埋めきれずに終わり、以降短期的にそのマド埋めを果たせず推移するとなると、今まで想定していたc波の下落が開始されるというシナリオの現実味が徐々に増してくるのではないかと思っております。
なお、現時点では、(4/2)に記載した以下シナリオが取りあえずメインになるかと考えております。
a波 = 16320(12/30) ⇒ 13995(2/5)
b-1波 = 13995(2/5) ⇒ 15312(3/7)
b-2波 = 15312(3/7) ⇒ 14203(3/17)
b-3波 = 14203(3/17) ⇒ 現在進行中
このケースでは、今はb-3波の戻り波動が進行中で、その後反落し、c波の下げに入るという見方をしています。
日本市場もNY市場同様、来週の動きは要注意という事になるかと思います。