日経平均は98円高と反発。
今日も戻り高値を更新しているので、直近の下げに対する戻りの状況は以下の通りとなっています。
15164(4/3) ⇒ 13885(4/11) 下落幅▲1279円/日柄7日(両端入れ)
13885(4/11)⇒ 14536(4/18) 上昇幅+651円(戻り率50.8%)/日柄6日(両端入れ)
本日日経平均は反発しているものの、売買代金は昨日から6478億円減少の1兆1502億円と、超がつくほどの閑散商い。
なお、冒頭で記載したように、直近の下げに対する戻りの日柄は、本日の上げで7日:6日(両端入れ)と拮抗してきました。
現時点で想定しているのは、
◆昨年末の高値16320(12/30)から進行している修正波動は15164(4/3)からの下げで最終局面を迎えている。
◆15164(4/3)からの下げは、単純に右肩下がりで下げる形態(※)を想定。
(※)単純に右肩下がりで下げる形態の場合、「 下がる期間 > 戻りで上がる期間 」となるケースが多くなります。(そうではないケースもあります。一般論としてという事です)
というようなシナリオになるのですが、直近の下げに対する戻りの日柄の日数が拮抗してきたという事は、15164(4/3)からの下げは、またまた単純に右肩下がりで下げる形態ではない可能性も高まってきたという事になります。
ここで、「またまた」と書いたのは、15312(3/7)からの下げでも同じようなことがあったからです。
当初、15312(3/7)からの下げが開始した段階では、単純に右肩下がりで下げる形態を想定していました。
ところが、15312(3/7)から14203(3/17)まで下げた後に戻り方向に入り、その後も下方向になかなか向かわなかった事から、(3/28)の段階でシナリオのマイナーチェンジが必要かというような記事を書きました。
結果、15164(4/3)まで戻した後、反落することになるのですが、この時の直近の下げに対する戻りの日柄の日数は、
下げ:15312(3/7) ⇒14203(3/17) 日柄は7日(両端入れ)
上げ:14203(3/17)⇒15164(4/3) 日柄は13日(両端入れ)
で、下げ日柄 < 上げ日柄 となっております。
今回も直近の下げに対する戻りの日柄の日数が拮抗してきた事から、同様のパターンになる可能性も出てきました。(またこのパターンかという感じなのですが……)
仮にその見方が正しいとした場合、現時点において支持している、以下の波動カウントも見直さなければいけなくなるかもしれません。
a波 = 16320(12/30) ⇒ 13995(2/5)
b-1波 = 13995(2/5) ⇒ 15312(3/7)
b-2波 = 15312(3/7) ⇒ 14203(3/17)
b-3波 = 14203(3/17) ⇒ 15164(4/3)
c波 = 15164(4/3) ⇒ 現在進行中
仮に見直すとした場合、以下の①、②の形態が考えられるのではないかと思うのですが、これはもうしばらく経過を見ないとわかりません。
①トライアングルの形態
②a-b-cで下げる形態は変わらないが、今はc波の過程ではなく、未だにb波の過程にあるという形態
ああ、ややこしい……。
エリオット波動分析は、波動の波読みがうまく嵌った場合、抜群の効果を発揮します。
が、相場の動きに合わせて、波動の波読みを必要に応じて修正していかないといけないので、これが大変。
いずれにしろ、波動カウントを見直す必要が出てきた場合は、底打ちの時期もまた先延ばしになるという事になります。
自分が思った通りには動かないというのが相場というもの。
焦ってもしょうがないので、動ける時がくるまで気長に待つ、という感じになるのでしょうか。