昨日のナスダックは、一時60ポイント程度マイナスとなる局面もありましたが、引けにかけて戻し、最終的には▲1ポイントとほぼ変わらずで引けました。
日足的には下ひげが長い形となっているので、下に行くというよりは、これから戻り方向を試しそうな感じです。
ドル円も102円割れから円安方向にやや戻るような感じでもあるので、日本株も戻り方向となるのかもしれません。
なお、現状日本株は、16320(12/30)から修正波が進行している(上昇波動には転換していない)という見方をしています。
その修正波の動きとして、4/22の記事でも書いているように、2つの見方をしています。
<修正前>
a波 = 16320(12/30) ⇒ 13995(2/5)
b-1波 = 13995(2/5) ⇒ 15312(3/7)
b-2波 = 15312(3/7) ⇒ 14203(3/17) b-3波 = 14203(3/17) ⇒ 15164(4/3)
c波 = 15164(4/3) ⇒ 現在進行中
<修正後(※)>
a波 = 16320(12/30) ⇒ 13995(2/5)
b-1波 = 13995(2/5) ⇒ 15312(3/7)
b-2波 = 15312(3/7) ⇒ 13885(4/11)
b-3波 = 13885(4/11) ⇒ 現在進行中
現状は修正前の見方を支持しているのですが、このパターンだとこれから下落波動が再開し、間もなく前回安値13885(4/11)を割れてくるという事になります。
一方で修正後のものは、13885(4/11)からの戻りがまだしばらく継続し、その戻りが終わった段階で修正波の最終的な下げ波動になるc波の下げがある、というものになります。
よって、修正後のものの場合、13885(4/11)はすぐには割れないという形になります。
先週から今週にかけて、修正前と修正後、どちらの方向に行くのか、見極めが難しかったのですが、昨日のナスダックとドル円の動きからすると、なんとなく修正後のパターンで行く可能性が高まってきたのではないかという感じがします。
修正後のパターンで行くとした場合は、これからまた戻り方向に入るので、日経平均で15,000円ぐらいまでの戻りがあるかもしれません。
戻り方向が続く時期としては、5/12~16あたりでしょうか。
その戻りでb-3波の戻りが終了し、それ以降はc波の最終的な下げに入る。c波の下げが完了した段階で16320(12/30)からの調整局面が終了し、以降は上昇波動に転換する。
以上が修正後のパターンの想定になります。
この場合の日経平均の底打ち時期の想定は、4/20の記事でも書いたように、2014年6月の半ばあたりをターゲットとして考えています。
一方、その場合の日経平均の下値メドは、4/12の記事でも書いたように、12,500~13,000円あたり(場合によっては下振れの可能性もあり)をターゲットとして考えています。
直近の戻り高値14649(4/21)を越えてくると、修正後のパターンがメインシナリオになってくると現時点では考えております。