日経平均は本日は反発
ただ売買代金は前日比で4,000億円程度減少しており、また、日足も上ヒゲを残す形で引けており、あまり強そうな感じではありません。
現状の相場は、国内要因というより、外的な要因で動く要素が大きくなっています。
従って、引き続き、為替相場とNYの動向を注視という事になります。
ドル円は、一昨日のブログで書いたように微妙なところに来ています。
2/4の100円76銭が今年の安値になり、以降3か月程度、その安値を割らずに踏みとどまっています。
しかし、昨年末の高値105円41銭を奪取するような動きにもなっていないので、基本的にはさらに円高方向へ動く前の保ち合い局面にあると考えられます。
よって、直近の安値4/11の101円32銭を引け値ベースで割ってくるような展開になると、一段と円高方向へ動きやすくなるのではないかと見ています。
また、NYに関しては、まだ何とか持ちこたえているNYダウに対して、一足先に調整局面入りが明確になっているナスダックの動きに注目しています。
直近の安値をつけたのが3946(4/15)になるのですが、以降、4/15、4/28、昨日といったん売られた後に切り返して引けるというパターンで、日足の形状としては、やや長い下ヒゲをつける形が続いています。
4/15以降のチャート形状は、見ようによっては三角保ち合いのパターンをやっているように見えなくもありません。
仮に三角保ち合いをやっているようであれば、保ち合い局面が終わった段階で、上か下かどちらかに急激に動く形になるのですが、現状では、動くとした場合、下方向への動きが加速するとみています。
今度ナスダックが崩れる動きを見せた場合は、さすがにこれまで堅調だったNYダウにも影響を与えると思われます。
なお、現状においては、5月の中で円高進行とNY市場の混乱が同時並行で発生して、日本株にも影響を与えるというシナリオをメインで想定しています。