金曜日、日経平均は▲213円と久しぶりに大きく下落。
13964(5/21)以降の戻り相場の中では、最も大きな下げとなりました。
マザーズも▲3.64%と急落しています。
日経の記事では、昨日の下げはNY安と円高が起因しての下げとありましたが、寄りの段階では小幅安だったので、明らかに円高が起因しての下げになります。
この展開は、今までに書いてきた通りのもので、ドル円の動きは注意すべきという事は、6/24の記事でも書きましたし、昨日の記事でも書きました。
また、先週の後半あたりから、注目していたタイムサイクル(6/19~25)の中で、15442(6/23)の戻り高値をつけてきている事もあり、注意喚起を促すようなことをずっと書いてきました。
なお、昨日のブログで「ドル円が200日移動平均線を明確に割り込み、直近の安値101円57銭(6/12)も割れてくると、今年の安値である100円74銭(2/4)や100円80銭(5/21)を試す展開になると思います」という事を書きました。
ドル円は昨日の段階で、一時101円28銭まで下落しており、200日移動平均線(昨日の段階で101円70銭)を明確に割り込でいるほか、直近の安値101円57銭(6/12)の前の安値101円39銭(5/29)をも割り込んでいます。
また、この下げで、ドル円の100円80銭(5/21)からの戻り相場は、レフトトランスレーションのパターンになりました。
レフトトランスレーションとは、上げの期間より下げの期間が長い波形形状を言い、一般的には弱気相場(右肩下がりの相場)で現れるパターンになります。具体的には以下の通り。
100円80銭(5/21) ⇒ 102円79銭(6/4) 上げ期間は11日(両端入れ)
102円79銭(6/4) ⇒ 101円28銭(6/27) 下げ期間は18日
そのほか、昨日の下げで、一目均衡表の遅行線も陰転に転じています。これもこれからの下落方向(円高方向)への動きを示唆するものになります。
これらの点からすると、ドル円はこれから今年の安値である100円74銭(2/4)や100円80銭(5/21)を試し、その後は100円割れを目指す展開となりそうな感じです。
なお、木曜日の夜間市場で、ドル円が101円57銭(6/12)を割れる水準まで一時下落していた事から、昨日はショートポジションを建ててみました。(日経平均先物の売り)
ただ、ドル円は円高基調なのですが、昨日のNYの動きを見てもまだ底堅い感じなので、来週また戻りを試す展開になるのかもしれません。
なので、今回は多少利益がでる水準で逆指値を入れつつ、様子見を見ようかと思っています。
来週戻りを入れる展開となった場合は、小幅利益で一度撤退し、再度仕掛けるタイミングを狙っていこうと考えています。