金曜日のNYダウは乱高下。
60ドル程度上昇したのち、▲150ドル近くまで売られ、その後は引けにかけて戻り、結局50ドル安で引けました。
NYダウは、17151(7/17)から16333(8/7)までの下落(値幅:▲818ドル/日柄:16日)に対して、16775(8/15)までの戻りなので、戻りの値幅は+442ドルで、戻り率は54%、戻り日柄は7日となっています。
一方、ナスダックは一時4482まで上昇したのですが、最終的には+11の4464で引けました。
直近の高値は4485(7/3)なので、ナスダックについては下げ幅のほとんどを戻してきた感じです。
これまでは、NYダウ、ナスダックが本格的な調整局面入りし、日経平均もそれに連れて調整というシナリオを想定していました。
ただ、ナスダックの動きを見る限り、ここでの下げは微調整で、本格的な調整局面入りはまだしていないような感じもします。
日経平均については、これまで、15759(7/31)で(b波)の戻り波動が終了し、以降は(c波)の下げ波動が展開していると考えていたのですが、ナスダックの動きや、日経平均の動き(5日続伸)等からすると、(b波)の戻り波動はまだ終了していない、という見方もあるのでは、と思えるようにもなってきました。
仮に日経平均の波動カウントを修正するとした場合、13885(4/11)からの戻り波動は、次のようにカウントできるのではないかと思います。
1波:13885(4/11) ⇒ 14649(4/21)
2波:14649(4/21) ⇒ 13964(5/21)
3波:13964(5/21) ⇒ 15759(7/31)
4波:15759(7/31) ⇒ 14753(8/8)
5波:14753(8/8) ⇒ 現在進行中
なお、修正後の見方は、再度、15759(7/31)を目指した後、戻り波動(b波)が終了し、以降は(c波)の下げ波動が展開する、というものになります。
エリオット波動では、1波目の高値と4波目の安値がかぶらない、というルールがあるので、この点からいっても、修正後の見方はおかしくないような感じがします。
ただ、現時点では、修正前(※1)/修正後(※2)、どちらの見方を支持すべきかは、まだ何とも言えません。
(※1)調整局面が継続中で、これから下落波動が再開。
(※2)再度高値方向を目指した後、調整局面入り。なお、修正前/修正後ともに、比較的大きな調整局面があるとする見方は特に変わりなし。
来週の動きを見れば、どちらの見方がありそうか、判断できるのではないかと現状では考えています。