日経平均は、▲55円の17288円と反落。
ここのところ、上げと下げが交互に続いており、昨日はプラスだったのですが、今日はマイナスでの引けとなりました。
売買代金は、2兆5千億円台となり、前日とほぼ変わらずでした。
なお、今日の金融政策決定会合後の記者会見で、黒田総裁が消費再増税の延期について理解を示し、大人の対応をしたこと等を受けて、外為市場ではドルが買われており、ドル円は引き続き高値をとってきています。
日経平均先物もドル円の上昇につれて戻り基調で、17370円程度まで上げてきています。
ただ、ドル円は連日で高値更新となっているのですが、日経平均は11/14に17520円の高値をつけた後に乱高下したこともあり、当該高値を3日抜けない状態が続いています。
以前の地合いであればこれだけ円安が進行しているので、もっと先物に買いが入ってもおかしくないと思うのですが、現状ではそうなっていません。
この点からすると、地合いとしてはそこまで強くないような印象も受けるのですが、かといって、下支えとなるフォロー要因も増えてきているので、そこまで大きく下げるというわけでもありません。
10月末から、追加緩和、消費税引き上げ延期、解散・総選挙など、相次いでインパクトがある材料が続いて出てきたのですが、これらの材料は、ここまでの動きである程度織り込まれつつあるのではないかと思います。
ここからは、上に行くにしろ、下に行くにしろ、何か新味がある材料が出てこないと、なかなか方向性が出てこないのではないでしょうか。
現状の日経平均(NYダウもなのですが)は、なんとなく高値膠着となりつつあるように見えなくもないので、何か新しい材料などがでて、方向性が出てくるのを待つところかと思います。