日経平均は、+12円の17300円と小幅ながら反発。
ここのところ、上げと下げが交互に続いており、続伸、もしくは続落がありません。
今日は反発したので、この流れが継続すると明日はマイナスとなりそうなのですが……。
売買代金は、2兆2千億円台で、前日よりも減少しました。
今日もドル円は上昇し、高値は118円96銭をつけており、一時119円に近いところまで上げました。
ただ、ドルが買われた割には日経平均の動きは、一時前日比でマイナス圏に落ちる等、芳しくありませんでした。
昨日も書いたのですが、以前の地合いであればこれだけ円安が進行しているので、日経平均はもっと上がったはずだと思います。
が、上昇したとはいえ上げ幅は小幅で、売買代金も前日比で低下する等、今一つの展開となっています。
今日の日経平均は、寄りが高値となって、以降は伸び悩む展開となったので、陰線をつけて引けました。
昨日も陰線をつけており、それとほぼ並ぶような水準となっているので、日足の形状としては並び黒というパターンになっています。
上昇途中で並び黒が出ると売り転換等と言われておりますが、夜間に入り日経平均先物も100円弱安い水準で推移する等、弱含みの展開となっております。
なお、ここにきて、日経平均だけではなく、NYも高値膠着となりつつあるような感じです。
急ピッチの上げから、徐々に上げ方が緩やかになってくるケースは、ある日いきなりがくっと下げるパターンとなる事が比較的多いような印象があります。
追加緩和、消費税引き上げ延期、解散・総選挙、それを受けた円安進行など、株価には基本的にフォローの要因が相次いでいるのですが、にもかかわらず、日経平均がそれほど上がっているという訳ではないので、この点からすると、やはり何か不自然な感じがします。
このように何か違和感を感じるような時は、先行きを一応慎重に見ておいた方が無難ではないかと思っております。