金曜日の日経平均は、+56円の17357円と小幅ながら続伸。
ここのところ、上げと下げが交互に続く状態が続いていたのですが、昨日はそのパターンを打破して続伸となりました。
売買代金は、2兆4千億円台で、前日よりも増加しました。
昨日は午前中はさえない展開が続き、前日比で一時200円安まで売られました。
このままマイナス圏内で推移するかと思ったのですが、後場に入ってからは、日銀のETF(上場投資信託)買いへの期待感に加え、米国で感謝祭が行われる11月最終週は株高になりやすいというアノマリー等が下支え要因となって切り返し、小幅ながら続伸で引けました。
午前中までの動きからはこのままマイナスで引け、3日連続して陰線が並ぶ弱い展開になるかと思ったのですが、後場になってから切り返し、終わってみれば5日線は割れず、小幅な陽線ながらも下ひげが長い、下値が堅い感じの日足で引ける形となりました。
なお夜間に入ってからは、中国の利下げやドラギ総裁が追加緩和の可能性に言及したことを受けて、日経平均先物は一時17550円をつけ、11/17につけた高値17520円を上回るところまで上げました。(シカゴの引けは17400円)
米国市場でもその流れを引き継ぎ、NYダウは一時前日比175ドル高の17894ドルまで上昇しました。
その後は戻りにおされ、結局91ドル高での引けとなりました。
11/11の記事で書いたように、NYダウは今年の7月の高値から拡大三角形のパターンをやっていると見ており、現在は4波目の戻りをやっているという認識をしております。
1波 : 17151(7/17) ⇒ 16333(8/7) 値幅:▲818 / 日柄:16日(両端入れ、以下同様)
2波 : 16333(8/7) ⇒ 17350(9/19) +1017 / 31日
3波 : 17350(9/19) ⇒ 15855(10/15) ▲1495 / 19日
4波 : 15855(10/15) ⇒ 現在進行中
NYダウは、ここのところ高値膠着の状態が続いていたので、近く頭打ちとなるかとみていたのですが、再び高値を抜けてきました。
ただ、10/15の安値から日柄は11/21の時点で28日となります。
上記の通り、2波目の日柄が31日になり、来週にはそれに並びますので、日柄的にはそろそろいい頃合いを迎えるのではないかと思っています。
なお、NYダウの日足は上ヒゲをつけるような形で引けましたが、ナスダックは寄りが高値だったので高値圏で陰線引けとなっています。
高値圏での陰線引けは、翌日すぐに切り返して陽線をつければ問題ないのですが、続いて陰線をつけるとなると基調変化となる可能性も出てきますので、まずは日本市場は休みなのですが、休み明けの11/24のNY市場の動向を見ていくところになるかと思われます。