日経平均は、▲42円の17409円と3日続落でした。
売買代金は前日よりも増えたものの、1.9兆円台で引き続き2兆円割れが続いています。
本日はマドを空けて下落してスタートした後、午前中に一時200円以上下げる局面がありました。
その後は切り返し、後場に入ってからはプラス圏内で推移していましたが、再び引けにかけて売られ、結局小幅安で引けました。
日中の値幅は300円を超えており、昨年の年末あたりから上下にフレが激しい展開が続いております。
新年初日の大発会はマイナスでのスタートとなりました。
昨年の大納会に続くマイナスでのスタート。
こう書くと何か不吉な感じがするのですが、アノマリーからするとあまり関連性はありません。
過去の例からすると、1999年と2001年が直近の事例としてはあるのですが、1999年の時は前年の大納会が日経平均で▲5円、大発会が▲426円の大幅安でスタートしたのですが、最終的には年間を通じて上昇でした。
それに対して2001年の時は、前年の大納会が▲161円、大発会が▲94円でスタートし、年間を通じて下落でした。
ただ、今年に関しては、従来から書いてきておりますように、18030(12/8)の直近高値からは修正c波が進行している可能性があると考えているので、現在は思いのほか下落が進む可能性を警戒してみておくべき局面ではないかと思っております。
なお、ここ最近相場の先行きに関して厳しい見方をしているので、こいつは典型的な弱気派ではないかと見る人がいるかもしれないのですが、そんなことはありません。
過去の記事を見ていただければわかるように、昨年の日経平均の安値は13885(4/11)になるのですが、5月にその近辺の安値まで下げて13964(5/21)をつけた翌日の5/22には従来のシナリオを修正し、買いのスタンスをとっています。
という訳で、年がら年中売りというスタンスをとっている訳ではないのですが、今の局面においては「買い」よりも「売り」を優先し、慎重なスタンスで先行きを見ておくべきところではないかと考えております。