日経平均は、▲222円の17336円と続落。
売買代金は前日よりも増加し、2.6兆円台でした。
昨日NYは上昇したので今日は反発するかと思ったのですが、高かったのは寄付き後だけで、以降はじりじりと売りに押され、最終的には本日の安値圏での引けとなりました。
短期的な相場見通しとして、これまで、1/20の記事で、日経平均の戻りがピークをつけるとしたら、「怪しいのは1/27~1/30」ということを書きました。
また、1/23の記事で、「仮に戻ったとしても18030(12/8)と17914(12/29)を結んだライン近辺が上限になるのではないかと考えています。同水準は、現状、日経平均で17700~17800円あたりに位置しているので、短期的に戻りの地合いが継続したとしてもこれからの上値余地は限られているのではないか」というような事も書きました。
翻ってみて、16592(1/16)の直近安値から日経平均は戻り方向にあるのですが、現状、当該安値から戻り高値となったのは17850(1/28)となっています。
そこからミニ調整に入り、今日は17271円の安値をつけています。
という事で、短期的な戻りのピークを入れる時期、および価格ラインに関しては、おおむね事前の想定通りだったかと思います。
ただし、これまでは16592(1/16)から継続している日経平均の戻りが、18030(12/8)から継続している調整波の最後の戻りとなり、以降は比較的大きな調整があると見ていました。そして、この調整入りとなる一つのシグナルとして、引け値ベースで5日線を割れてくるかどうかを見ていました。
この点について、昨日日経平均は、小陽線で5日線を割り込み、更に今日は陰線で同水準を割り込んできました。
という事で、従来からの観点からすると、ここから調整入りが本格化するという見方になります。
ただし、昨日のNYダウの動き等をみると、一時17067(12/16)の安値を割り込んで17037の安値をつけたものの、その後は切り返して陽線で引ける動きとなっております。
NYダウの1/28からの動きを見ると、下げて上げて下げて上げるという、下げと上げが交互に繰り返す動きをしています。
この動きからすると、恐らくNYダウはダイアグナル・トライアングル(傾斜三角形)というパターンをやっているのではないかと思われます。
仮にこの見方が正しく、ダイアグナル・トライアングルをやっているとするならば、その後はトレンドが一旦反転する可能性があります。
NYダウは18103(12/26)から昨日の安値である17037(2/2)まで調整局面が続ています。
それが反転して再度戻り方向を試す展開となると、日本株についてもまだ調整局面入りはしておらず、戻り局面も終わっていないという事になります。
という訳で、昨日までは日経平均は17850(1/28)で短期的な戻りをつけ、以降は比較的大きな調整に入ると考えていたのですが、昨日のNYの動きからすると、もう暫く戻りが続くと考える方が妥当なような感じ(※)がしてきました。
(※)かといって、短~中期のスパンで見た場合の見方については引き続き変化なしで、再度短期的に戻った後で比較的大きな調整局面を迎えるとする見方に関しては変わらずです。