昨日の日経平均は、+67円の18332円と3日続伸。
売買代金は前日よりも減少して2.3兆円台でした。
高値を抜けた後の日経平均は基本的に上昇してきているのですが、木曜日、金曜日と上げ幅は小幅で、また、日中の値幅も100円未満と小さくなっています。
2か月近く続いたレンジを抜けてきたので、レンジ抜け後はもう少しドラスティックな値動きになるかと思っていたのですが、今のところそうはなっていません。
とりあえずギリシャの支援問題待ちという事で、小幅の上げが続いたという事かと思います。
そのギリシャ問題なのですが、取りあえずの決着がつき、今までナスダック、sp500が高値を抜ける中、なかなか高値更新にはならなかったNYダウも、昨日やっと高値を抜ける展開となりました。
これを受けて、シカゴの日経平均先物も18500円台に上昇してきています。
今まで上値を抑えてきていた不安要素がひとまず取り除かれたので、来週からは上げが加速するという展開になるのか、注目したいと思います。
なお、現状は、それほど速いペースで上昇してきているという訳ではないので、過熱感があるという段階にはまだ至っていないと思います。
ただ、上げのペースが加速されてくるようになると、それと比例して警戒レベルは上げていく必要はあるのではないかと考えております。
今のところ2月中は問題ないかと思っているのですが、2/14の記事で書きましたように、3月というのは高値をつける時期として見ておりますので、月が替わってくると徐々に警戒モードに入ってくるかと思っています。
仮に上述したような上げのペースが速くなる展開になるとした場合、直近の安値から35日目(両端入れ)あたりが第一の警戒ポイントとなってくるのではないかと、現状では考えおります。
この35日というのは、最近では以下の期間で高値をつけた日柄になります。
①14529(2014年10月17日) ⇒ 18030(12月8日)
②11805(2013年4月2日) ⇒ 15942(5月23日)
今回の上昇の起点は16592(1月16日)で、昨日の時点での日柄は25日になり、左記安値から35日目というのは、翌週の3月6日(金)になります。
この日柄の前後では、中国の全国人民代表大会(3月5日)や、ECB理事会(同)、米国の雇用統計(3月6日)等がありますので、イベント的にも注目されるものが多いところになります。