今日の日経平均は、+125円の20236円と4日ぶりに反発。
売買代金は、前日より増加して2.7兆円台でした。
本日は高く寄り付いてスタートした後、一時前日終値と同程度のところまで下げる局面もありました。
しかし、マイナスの水準まで落ち込むことなく切り返し、100円程度高い水準でのクローズとなりました。
昨日日本からスタートした世界同時株安は一巡したところで終わり、日本市場で株安の流れが二巡目に入るところをくい止めました。
なお、夜間に入り、欧州市場でもドイツが小幅ながらプラスになっている他、日経平均先物も一時20380円をつけるところまで戻してきています。
ただ昨日の下落でこれまでの基調からは転換したと見ているので、ここでの上げは下げの過程の中での戻りではないかと考えております。
先週の金曜日から月曜日にかけて、20361~20650円までの比較的大きなマドを空けているので、戻したとしてもここのマドを一部埋める動きにとどまり、戻り終わった段階で、下げの第2波がくるというのが現状での読み筋です。
昨日の日経平均の下げ幅は▲596円で、今年に入ってからの下げ幅としては最大でした。
ちなみに日経平均が500円以上下落するのは、今年に入ってからこれで3回目で、過去の2回(※)の時は、いずれも500円以上下落した後に、いずれも比較的短期間で再度上昇トレンドに戻るという動きでした。
(※)1回目 : ▲526円(1/6)
2回目 : ▲539(4/30)
過去の2回がそうだったので今回も、と考える見方もあるかと思うのですが、前2回と今回では周辺を取り巻く外部環境がだいぶ違う(悪化している)のではないかと思います。
よって、昨日、今年に入ってからの最大の下げ幅を記録したので、買いとする見方はちょっと違うのではという感じがします。
昨日大きく下がったとはいえ、直近の高値20952(6/24)からの下げ幅はまだ900円未満です。
ここで調整入りしているとした場合、下げ幅はもっと大きくなることも考えられるので、ここでの戻りは一度ポジションを軽くしておくところになるのではないかと考えております。