今日の日経平均は、▲427円の20112円と5日ぶりに反落。
売買代金は、前日より増加して2.5兆円台でした。
本日は昨日のギリシャ国民投票の結果を受けてマドを空けて下落してスタート。
その後も下落が続き、日経平均は一時500円以上下げる場面もあったのですが、引けにかけて100円程度戻り、427円安で引けました。
昨日の記事で、「ギリシャ選挙の結果はわからないのですが、普通に考えると賛成多数になるのではないかと考えられるので、どちらかというと、賛成多数となった場合の動き方の想定を中心に考え方を整理しました」という事を書きました。
しかし、フタをあけてみると、緊縮受け入れに反対多数という結果になりました。
日本人的に考えると、緊縮受け入れやむなしと考えるのに歩があるような気がしたので、そのようなことを書いたのですが、結果は真逆でした。
ギリシャ人の考え方はわからないですね。
さて、本日のマーケットなのですが、ギリシャ国民投票の結果を受けて日本株は下にふれてきました。
今日の日経平均のザラ場安値は20012円だったので、6/29につけた直近の安値20093円を割れてきました。
これで6/24につけた20952円の高値から調整波が進行中という形になったのですが、まだその前の安値である19990(6/18)を得割れるところまで行っていません。
なお、日経平均は6/18につけた安値を下回っていないのですが、TOPIXは今日のザラバ安値が1614で、6/18につけた安値は1616なので、日経平均に先駆けて同安値を割れてきたという事になります。
問題はここからどう動くかという事なのですが、夜間に入り、日経平均先物は一20190円をつける等、反発してきております。
為替も朝方は円高にふれたのですが、それほど大きく円高方向にふれるという感じにはなっていません。
今日、下方向に振れた事で、その動きが加速する可能性もあるかと思っていたのですが、今のところはまあ、落ち着いた感じの動きになっているかと思います。
ただ、先週末に新たな株価対策を打ってきた中国市場なのですが、朝方はそれを好感して上海指数が7%近く上げる局面もあったものの、徐々に上げ幅を縮小し、最終的にプラスになったものの、2%台まで上げ幅を縮めてのクローズとなっています。
上海指数はプラスで引けたのですが、香港のハンセン指数は▲3.18%と大きく下落して終了しました。
ギリシャも不安定要素になるのですが、相次ぐ株価対策にもかかわらず、下げ止まらない中国市場の動きも不気味です。
この点は今まであまり材料視されてきていないのですが、徐々にこの動きにもスポットが当たり始めるのではないかと警戒しております。
なお、今日400円以上の下げとなっているので、この下げは買いだとする見方もあるようなのですが、更に下値が拡大する可能性もあると見ておりますので、買いを考えるのはまだ早いのではないかというのが現時点における考え方になります。