今日の日経平均は、+60円の18026円と4日ぶりに反発。
売買代金は、前日よりも増加して2.3兆円台でした。
本日は続伸してスタートし、10時前には前日比で300円以上上げる場面もありました。
しかし、日銀会合の現状維持決定を受けて後場寄り後に急速に伸び悩み、最終的に60円高と小幅に高い水準での引けとなりました。
本日は日経平均はプラスだったのですが、TOPIXは小幅ながらマイナスでの引けとなりました。
一時300円以上上昇し、昨日の分の下げ幅を取り返すかと思われたのですが、最終的にはそこまで戻りきることができませんでした。
やはり、FOMCの結果が出るまではこのような感じの動きになるのかと思われます。
なお、海外も含め、全般的な株のマーケットの動きをみると、8月の中旬~下旬の急落局面の後は8/25前後の安値で一旦の底をつけ、以降はその安値を一時的に割りこんだ市場はあるものの、全般的には8/25前後の安値からここまで、保ち合いの状況が続いているという感じになるのではないかと思います。
現状保ち合いの状況は3週間程度継続しているという事になるのですが、いずれその保ち合いの状況は脱してくると思います。
保ち合いの状況を脱してくるタイミングとしては、やはり今週後半のFOMC明けが最有力と考えられます。
また、先ほど書いたように、8月の中旬から急な下げが始まり、現在はその下落が一服し、保ち合い状態に入っています。
エリオット波動では一つの大きな波動は、5つの細分化された波動から構成されるとみるのですが、今進行中とみられる保ち合いの波動は、5つの波動の中で4番目の波動として出やすいと言われています。
この観点からみると、現在は、海外も含め、全般的な株のマーケットでは、4番目の波動が進行している最中と言えるのではないかと考えています。(けっこう、ざっくりとした見方ですが)
なお、4番目の波動が終わると、次は5番目の波動が始まるのですが、現在は下落波動が進行しているとみているので、次の5番目の波動は「下げ」という事になります。
という事で、テクニカルの観点からFOMC後の動きを想定すると、FOMCの結果が出るまでは4番目の保ち合いの波動が進行するのですが、その結果が明確になった後は、5番目の下げの波動が始まるという事になります。
FOMCでの利上げは5分5分と言われているようなのですが、個人的な感覚としては、やはりこれだけマーケットが荒れた直後に、自ら市場を荒らすような事をハトの女王であるイエレン議長がやってくるのかというとやはり疑問なので、今回は利上げ見送りが濃厚と考えています。
利上げ見送りとなれば、株が上がると考えるのが普通だと思うのですが、テクニカルで見た場合は下に行く可能性が高そうな感じがします。
この見方は相反するものとなりますので、最終的にはどちらの考え方を支持すべきか、判断しづらいところになります。
このように判断に迷う時に、事前にどちらかの方向にベットするのはカケの要素がかなり強くなると思います。
という訳で長々と書きましたが、現状は様子見として、その後の方向性を見極めてから動くかどうかを考えるというスタンスが、現時点では望ましいのではないかと考えております。