今日の日経平均は、+377円の19643円と4日続伸。
売買代金は、前日より増加して2.9兆円台とわずかながら3兆円には届かずでした。
本日は円安進行などを背景にマドを空けて上昇してスタート。
その後も日中を通して買いが優勢で、日中の高値19684円に対して引け値が19643円と、ほぼ高値圏での引けとなりました。
日経平均とTOPIXのダイバージェンス状態は解消
先週の米国雇用統計が事前予想を大幅に上回り、ドル高が進行。
それを受けて本日の日本株も大幅上昇という流れでした。
なお、本日TOPIXは1594までの高値をつけました。
これで10/26の1570の戻り高値を抜けて、日経平均とTOPIXの間で生じていたダイバージェンス状態は解消となり、日経平均とTOPIXはそろい踏みとなりました。
というわけで、今日もマーケットの地合い自体は強く、良好な状態を維持しています。
しかし、10月の雇用統計が発表された時は、想定よりも弱かった結果を受けて利上げ先送り⇒株価上昇となったのですが、今回11月の雇用統計は事前予想を上回る結果を受けてドル高進行⇒株価上昇となっています。
雇用統計の結果自体は正反対の方向であるにもかかわらず、株価は両方とも上昇で反応しているというのはどうなのでしょうか。
この動き方を見る限り、出てきた結果をマーケットの都合のよいように解釈していると見えなくもないので、市場の地合いが楽観よりに傾きすぎているような感じがします。
こういう時は、どこかで市場が冷静になった時に、その巻き戻しが入る可能性があるので、その転機がどこで現れるのかをここからは注視していくところになるかと思われます。
なお、20946(8/11)から16901(9/29)までの下げの期間が33日(両端入れ)に対して、16901(9/29)からの戻りの期間が今日の段階で28日となっています。
戻りの日柄としてはそろそろいい所に来ている感じなので、前述した転機が近いうちに現れてもおかしくないのではないか等と考えております。