昨日のNY市場は、事前予想を上回る雇用統計の結果や、ドラギ総裁の追加緩和発言などを支えに、大幅高で取引を終えました。
NYダウ、ナスダック共に、2%を超える上昇でした。
一昨日の段階でNYダウ、ナスダック共に、一目均衡表の遅行線が陰転入りしそうな感じだったのですが、昨日の上昇で、それを回避する事となりました。
やはりヤマ場は再来週のFOMCか?
金曜日の日経平均の急落で、16901(9/29)から続いてきたリバウンド局面の基調が変化する可能性も出てきたかと考えていました。
しかし、その後、NY市場が大幅高となった動きからすると、それは持ち越しとなった感じです。
昨日のNY市場の上げ方は、11/16にそれまでの下げ基調から切り返して上昇に転じた際の上げ方と似ているので、ここからまたしばらくは戻り歩調が続くという動きになりそうです。
やはり、12/3の記事「日経平均が転機を迎えるのは12月中旬以降?」でも書きましたように、12/15~16にかけて開催されるFOMCがヤマ場となりそうな感じです。
昨日の雇用統計の結果からも、当月の米国利上げはほぼ確実と見られていますが、FOMCを通過した後でマーケットが実際どう動いてくるのかに関しては、要注目かと考えております。