今日の日経平均は、▲97円の18789円と4日続落。
売買代金は、前日と同程度の1.9兆円台と、2営業日連続で2兆円割れでした。
今日は昨日のNY高を受けて上昇してスタートしたのですが、寄り値の19071円が日中の高値で、寄り付き天井でした。
前場の段階ではプラス圏内を維持していたのですが、後場に入ってからはマイナスに転換し、日中の安値圏で引けるかたちとなりました。
方向感が見えづらい状況が続く
NY市場では暫く75日線を巡る攻防が続いていたのですが、今週に入ってから3日続伸となり、75日線を維持したまま上方向に向かいそうな感じが出てきました。
昨日のNYダウとナスダックはともに高値引けだったので、日経平均についてもその流れを引き継いで上方向に向かうのかと思われたのですが、残念ながらそうはなりませんでした。
NYダウとナスダックは75日線を巡る攻防から抜け出しそうな気配はあるのですが、日経平均は依然として75日線を巡る攻防が続いています。
日本株がさえなかった要因としてドル円が円高方向に進んだという点が挙げられるのですが、今日、ドル円は120円22銭をつけており、12/14につけた120円32銭を一時下回ってきているので、暫くは円高方向に振れやすい動きが続くという事になるのかもしれません。
なお、ここのところ、下に行くのかと思うと上に行き、上に行くのかと思うと下に行くという、何とも動きが読みづらい状況が続いています。
相場には上昇相場、下落相場、そして保ち合い相場の3タイプがあるのですが、この中で一番やっかいなのは相場の動きが読みづらい保ち合い相場になります。
日経平均は、18562(12/15)の安値をつけて以降、保ち合い相場の中に入っている可能性があるので、暫くは、この保ち合いの動きを経て、上方向に行くのか、あるいは下方向に抜けてくるのか、方向感を見極めていくところになるかと思われます。
いつまでも方向感が見えないトレンドレスの状態が続くという事はないので、今はどちらかの方向に抜けて、相場に動きが出てくるのを待つ方が良いのかもしれません。