今日の日経平均は、▲398円の16017円と続落。
売買代金は、前日より増加して3.0兆円台でした。
本日は小幅高でスタートし、前場は戻り方向で推移しました。
その後、後場寄りの12時34分に日経平均は16734円の日中高値をつけました。
しかし、高かったのはそこまでで、以降は売られる展開となり、昨日つけた安値16387円も下回り、最終的には日中の安値16017円で、安値引けとなりました。
下げ幅が少ないというのが正直な印象
昨日の記事「日経平均は急落だが、短期的な下値は近づいているような‥‥」で、「仮に明日、本日と同じくらいの急落となれば、目先的にはリバウンドに転じる可能性が高くなってくるのではないかと思われます」と書いたのですが、結果として▲398円となり、再び安値割れとなってきました。
一応、昨日に引き続き安値更新となっており、下げすぎの指標が出てきつつあるので、目先的にリバウンドに転じてもおかしくないような感じがします。
しかし、昨日の記事で書いたイメージは、もっと恐慌感を伴うような下げとなり、短期的なセリクラ感が生じて、目先底入れするというものでした。
昨日の日経平均の下げ幅が▲632円に対して、今日の下落幅が▲398円なので、セリクラとなるにはやや下げ幅が足りなかったのではないかという感じがします。
仮に目先リバウンドに転じたとしても、最終的な日経平均の下値はまだ先
夜間に入り、日経平均先物は一時15780円まで下げた後、16300円まで上昇。その後も高い水準で推移しています。
来週、FOMCや日銀会合がありますので、そこで何らかの対策が打たれるのではないかという政策期待により、短期的には当該イベントに前後して戻りを試す局面があるのではないかと考えています。
ただ、その戻りに向けた安値を今日、つけたのかどうかは、ちょっと微妙で、判断しづらいところです。
仮にもう一段ガンと下げるような事があれば、短期狙いの突っ込み買いは有効と考えますが、今日つけた安値で戻りに転じてしまうと、やや中途半端な水準で戻りに転じてしまうという感じがします。
最近はボラティリティが高い状態が続いているので、日経平均先物が夜間で高くても、明日も高いかどうかはわかりません。
まあ、明日、どんな感じで動くのかわかりませんが、仮にここから戻りに転じるような展開になったとしても、最終的な下値は1/10の記事「修正後の日経平均の安値予想は14000円」で書きましたように、もっと下と考えています。
なので、そんなに焦って買いに走る局面ではまだないと考えております。