昨日のNY市場は、東京市場で日銀のマイナス金利導入をうけて日経平均が急反発した流れを引き継いで大きく上げました。
NYダウ、ナスダックともに、2%以上上昇してクローズとなっています。
昨日のNYダウは16466の高値をつけて、1/27につけた16235の戻り高値を超えてきました。
また、ナスダックも4613の高値をつけ、1/22につけた4591の戻り高値を超えてきています。
この動きを受けて、シカゴの日経平均先物も大きく上昇。
17850円で引けているので、週明けの東京市場はマドを空けて高く始まりそうな感じです。
今回の戻り相場はECBがきっかけで、FRBはスルー、日銀がその仕上げとなるか?
ここまでの動きを振り返ってみると、1/20の記事「日経平均は急落だが、短期的な下値は近づいているような‥‥」で、短期的なリバウンドに転ずるタイミングが近づいているのではないかという事を書いたのですが、その翌日に日経平均は16017(1/21)の安値をつけて、そこから切り返しに転じてきました。
反転のきっかけは、1/21のECB理事会で、ドラギ総裁が3月に追加緩和するかも発言でした。
その後翌週に開かれたFOMCでは、従来の利上げ路線を転換するような姿勢が特段見られなかった事から、NY市場が急落するような場面もみられました。
しかし、昨日の日銀のマイナス金利導入で、日本市場、アメリカ市場共に大きく上昇し、1/20前後につけた安値からの戻り高値は更新してきているという流れになっています。
日経平均の戻りのメドは18000円あたりを考えているが‥‥
そして、来週の東京市場へと流れが続くのですが、一応昨日の記事「日銀会合の結果を受けて日経平均は乱高下」でも書きましたように、日経平均の16017(1/21)の安値からの戻りのメドは18000円あたりを上値として予想しています。
日経平均で18000円あたりというのは、今回の下げそうなの起点になった20012(12/1)から16017(1/21)の安値までの大よそ半値戻しの水準になります。
その一段上になりますと、日経平均で18500円となるのですが、1/23の記事「今後の日経平均の予想・見通し」でも書きましたように、今は、20012(12/1)から5波の下落波動が進行中と見ています。
この下落波動をブレイクダウンしたものは、以下の通りになるのですが、下げ1波の安値が18562(12/15)にあるので、波動カウントを間違えていない限り、今回の戻りはそこまでは届かないのではないかと予想しています。
下げ1波 : 20012(12/1) ⇒ 18562(12/15) 下げ幅▲1450円/日柄11日(両端入れ、以下同)
戻り2波 : 18562(12/15) ⇒ 19869(12/18) 戻り幅+1307円/日柄4日
下げ3波 : 19869(12/18) ⇒ 16017(1/21) 下げ幅▲3852円/日柄21日
戻り4波 : 16017(1/21) ⇒ 現在進行中
金曜日のシカゴ市場で日経平均先物が17800円レベルまで上げてきているので、もしかすると、これまで戻りのメドと考えていた18000円水準を一時的に超えてくる場面もあるのかもしれません。
ただ、上述しましたように、18500円レベルまで戻してくるのは難しいのではないかと予想しています。
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