昨日のNYは反発してきました。
NYダウは+2.0%、sp500は+1.95%、ナスダックは+1.6%と、3指数とも上昇でした。
欧州市場も上げて取引を終えており、英国のFT100は+3.0%、ドイツのDAXは+2.4%の上昇でした。
ドル円も113円台まで切り返してきています。
これを受けて、シカゴの日経平均先物も15400円近くまで上げてきているので、週明けの東京市場は反発となりそうな感じです。
海外市場高を受けて、これまでたたき売られていた日経平均は、やっとリバウンドとなりそうなのですが、ここからのリバウンドがどこまで戻るのかが、目先のポイントになるかと思われます。
NYダウが安値割れしない中、日経平均が14000円台まで下がってしまった点は、どうも気になる
ここまでの海外市場も含めた各種指標の動きを見ますと、次の通りになっています。
日経平均は昨日の安値が14865円なので、1/21につけた安値16017円を大きく割り込んでいます。
英国のFT100も、1/20の安値5639に対して、2/11につけた安値は5499。
ドイツのDAXも、1/20の安値9314に対して、2/11につけた安値は8699。
香港のハンセン指数も、1/21の安値18534に対して、2/12につけた安値は18278。
その他では、ドル円やWTI原油先物も、1/20前後の安値を直近で割り込んできています。
米国市場でも、sp500、ナスダックは、これらと同様に1/20前後の安値を割れてきています。
このように、各種指標は軒並み1/20前後につけた安値を割り込むかたちとなっているのですが、その中で唯一、NYダウのみが、1/20の安値15450に対して、2/11の安値が15503なので、上記のような安値割れというかたちになっていません。
そして、そこから昨日、安値割れを回避して切り返してきているので、ここから、場合によっては1~2週間程度戻る動きとなるのかもしれません。
NYが戻れば日経平均もそれに連動して戻るのと思うのですが、ただ、NYダウが安値割れしない中で昨日、日経平均が14000円台まで下がってしまった点は、どうも気になります。
日経平均が最終的な下値をつける時は、世界同時株安のような展開になると考えているのですが、今の状況はまだそこまでには至っていないと思います。
そうした中で日経平均は、既に14000円台まで下がってきてしまっています。
他市場に比べて日経平均の下げのピッチは速いような感じがしますので、仮にここから先、世界同時株安のような展開になった場合、日経平均は14000円では止まらず、最終的な下値はもっと下になる可能性が高いように思われます。
まあ、この辺りの見方につきましては、明日の記事で書こうと考えております。