昨日のNYは、WTI原油先物が一時39ドルをつけた事等をうけて上昇し、今年に入ってからの高値で取引を終えました。
NYダウは+218、sp500は+32、ナスダックは+86と、大きく上昇。
3指数ともに、戻り相場の高値を抜け、高値引けとなりました。
これをうけて、シカゴの日経平均先物は17000円を超えて引けているので、週明けの東京市場は上昇でスタートし、日経平均もここまでの戻り高値17042(3/4)を抜けてくる展開となりそうです。
NYダウは値幅や日柄的な面からみても、そろそろいいところに来ている感じ
昨日のNYダウの高値は17220だったので、1/20につけた安値15450からの上げ幅は+1770となりました。
それに対して、昨年11/3の17977から15450の安値までの下げ幅が▲2527なので、下げ幅に対する戻り率はこれで70%となりました。
3/5の記事「NYダウも戻り波動が進行中。あと300~500ドル程度の上値余地はある?」で、NYダウの戻り高値の予想として、「75~80%戻しの17345~17471あたりを考えている」という事を書いたのですが、その水準にだいぶ近づいてきました。
また、日柄の面で見ますと、NYダウの戻りが始まったのは1/20になるので、もうすぐ2か月になります。
戻り日柄も3/5の記事では、「2か月程度か、場合によっては2.5か月」と書いたのですが、これも来週いっぱいでほぼ2か月を迎えることになりますので、けっこういいところまで来ている、という事が言えます。
その他、NYダウは木曜日から金曜日にかけて、3/7につけた直近の戻り高値17099を抜けてきているのですが、株価の戻り波動の面からみても、恐らく、ここで戻り高値を抜けてきたところで戻りのピークを打つような感じがします。
従って、昨日の記事「日経平均がここから戻り高値を抜けたとしても、徐々に戻り売りスタンスを優先していく局面になるか」でも書いた事になるのですが、ここから直近の戻り高値を抜けてきた場合、そこからは徐々に戻り売りのスタンスを強めていく、という投資戦略が有効になるのではないかと考えております。