今日の日経平均は、+71円の15821円と続伸。
売買代金は、前日より増加して2.5兆円台でした。
本日は昨日のNY安を受けて下落して寄り付きました。
その後、9時41分に前日比250円以上安い15471円まで売られました。
しかしそこからは切り返す展開となり、14時26分には16027円まで戻しました。
が、引けにかけて200円近く戻され、結局71円高で取引を終えました。
3月の戻り高値からの下落波動は進行中
昨日のNYが下落だったので、今日は下落して終わるかと思っていたのですが、ドル円が反転したこともあり、プラスで引けました。
今日の日経平均は、日中の高値と安値の値幅は500円以上あり、安値から300円以上戻して陽線で引けました。
また、夜間に入ってからも日経平均先物は一時15980円をつける等、戻り基調にあります。
この動きだけを見ますと強いような感じも受けるのですが、今日の上げはあくまでも昨日までのドル円の下落ピッチが速すぎた事の反動でドルが戻り、それに追随して日経平均が上げた、という側面が強いと思っています。
なお、現状は、4/6の記事「日経平均は7日続落。4月最終週あたりまでは下値を切り下げる展開が続きそう」でも書きましたように、17291(3/14)の高値から進行している下落波動の3波目をやっているところと見ています。
下落1波(下げ):17291(3/14) ⇒ 16613(3/18) 値幅▲678円、日柄5日(両端入れ)
下落2波(戻り):16613(3/18) ⇒ 17167(3/28) 値幅+554円、日柄6日
下落3波(下げ):17167(3/28) ⇒ 現在進行中
この下落波動は5波構成になると見ていますので、もしも仮に今日の安値15471円で下落3波(下げ)の安値をつけたとしても、その後で下落4波の戻りがあり、そこから下落5波の再度の下げがあるという事になります。
従って、今日の安値15471円で、17291(3/14)の戻り高値から進行している下落波動が終了したとする見方は基本的にないと思います。
仮にここから戻したとしても、それは上昇に転じた上げではなく、あくまでも下落過程の中における戻りに過ぎないと見るのが妥当ではないかと考えております。