昨日のNY市場は、NYダウ、sp500、ナスダックともに、小幅ながら下落でした。
これを受けて、シカゴの日経平均先物は、昨日の日経平均の引け値より200円程度安い水準で引けていますので、週明けは売り先行でスタートしそうな感じです。
ただ、4/13の記事「日経平均はマド空けで大きく上昇。ここから暫く戻り優勢となる可能性が高まる」でも書きましたように、暫く戻り地合いになると考えていますので、まだここでは戻り転換とはならないのではないかと思います。
なお、昨年の12月あたりから、日銀会合の開催時期にかけて戻り、その結果が出た前後に戻りがピークを打ち、そこから下げに転じるというパターンが繰り返されているので、今回もこのパターンが踏襲される可能性があるのではないかと考えています。
今月は、日銀会合が4月最終週にありますので、このあたりまでは戻りの地合いが続き、その後は地合いが変化する可能性がある、というのが現状における見方になります。
今回も日銀会合前後で、戻り転換となるパターンとなるのか?
以下の表は、昨年12月以降の日銀会合の日付と、その前後で日経平均が戻り高値をつけた時期を整理したものになります。
①日銀会合の日付 | ②日経平均の戻り高値 | ③ ②の戻り高値をつけた日付 |
2015年12月18日 | 19869円 | 2015年12月18日 |
2016年1月29日 | 17905円 | 2016年2月1日 |
2016年3月15日 | 17291円 | 2016年3月14日 |
これをみてわかるように、昨年12月から、日銀会合の開催時期にかけて戻り、その結果が出た前後に戻りがピークを打つというパターンが繰り返されています。
従いまして、今回もこのパターンが踏襲される可能性を一応、念頭に置いておいた方が良いのではないかと思っています。
なお、4/6の記事「日経平均は7日続落。4月最終週あたりまでは下値を切り下げる展開が続きそう」では、「4月最終週あたりまで、途中で多少の戻りは入れるものの、下げ優位で日経平均の下値が切り下がる動きが続くと考えております」と書いたのですが、日経平均は4/8の15471円の安値以降戻り地合いにありますので、この見方は次の通り修正しています。
トレンドが転換する可能性がある時期として、4月最終週という見方は変更していないのですが、「4月最終週に向けて戻り歩調となるものの、それ以降は下落に転じる」というのが、現状における今後の動き方に関する見方となります。