昨日のNY市場は、NYダウは▲210の17830、ナスダックは▲58の4805、sp500は▲19の2075と、概ね1%程度下落して引けました。
昨日の記事「日銀会合の結果を受けて日経平均は急落。ここから下落再開となるのか? それとも‥‥ 」で、「ここから日経平均が下げ方向に向かっていくためには、やはりNYも下げてくる必要があると思います」と書いたのですが、昨日のNYは下落でした。
なかでもナスダックがやや先行して下げる感じになっています。
ナスダックのチャートは、5日線が25日線を下回る、ミニデットクロスとなっており、一目均衡表の遅行線もまだ明確に陰転しているわけではないのですが、もう少し下げが進行すると陰転入りする水準に近付いています。
また、為替の方もドル円が一段と進行するかたちとなり、4/11につけた107円61銭をあっさりと下に抜け、今日の段階で一時107円を割れるところまで下げています。
これを受けて、シカゴの日経平均先物の下落が進行し、一時16050円をつける水準まで下げています。
ドル円は直近の安値を割り込み、円高進行が進む
日経平均は、4/18につけた16254円を下回ってくると、15471(4/8)から進行している見られる戻りc波(上げ)が終了となる可能性が高くなってきます。
戻りa波(上げ) : 14865(2/12) ⇒ 17291(3/14) 上げ幅:2426円、日柄:22日(両端入れ)
戻りb波(下げ) : 17291(3/14) ⇒ 15471(4/8) 下げ幅:▲1820円、日柄:19日
戻りc波(上げ) : 15471(4/8) ⇒ 17613(4/25)で終了?
戻りc波(上げ)が終了となった場合、14865(2/12)からa-b-cの2段階での上げで続いてきた戻り波動が終わり、以降は年初から2月半ばにかけて見られた下落波動が再開するかたちなります。
仮にこの見方が正しい場合は、再開したこの下落波動が進行する過程で14865(2/12)の安値はいずれ割れてくると考えられます。
一応ここまでの動きを見る限り、徐々にこの見方が有力になってきているように思われます。