今日の日経平均は、+389円の18825円と反発。
売買代金は、前日より増加して2.5兆円台となり、今日は2兆円を超えてきました。
本日はECBの追加緩和期待を背景にマドを空けて上昇してスタート。
その後も終始高い展開が続き、終値で18800円台を超えてのクローズとなりました。
日経平均は新たな材料が出てきて強い動きなのですが‥‥
昨日までは16901(9/29)からリバウンドの流れにあったのですが、商いが今一つ盛り上がらず、慣性の動きで上げているという感じでした。
しかし、今日は昨日の夜間市場で、ECBの追加緩和期待という政策面でのフォロー材料が出たため、商いが昨日よりも増えて、久々に強い感じで上げたという展開でした。
夜間市場に入ってからも日中の流れを引き継いで強い動きとなっており、日経平均先物は一時19070円の高値をつける等、買われる展開となっております。
この動き方をみると強いような印象を受けるのですが、今日の売買代金は2兆円を超えたとは言え、2.5兆円台なので、強いフォロー材料が出たわりにはそれほど大きく商いが増えたわけではなかったという感じです。
一応現状における見方としましては、これまでに何度も書いてきておりますように、今は20946(8/11)から16901(9/29)まで下げた波動(※)に対する戻りをやっている局面と見ています。
(※)20946(8/11)から16901(9/29)まで下げているので、その間の下げ幅は▲4045円
それに対する戻りなので、当該下げ幅に対して61.8%戻りとなる19400円辺りまでの戻りは一応あり得るということになります。
19400円辺りというのは、以下のような点からみても、リバウンドのメドとしては妥当な水準のように思われます。
①16901(9/29)から18438(10/9)までの上げ幅1537円を、直近の安値である17758(10/15)に足した水準=19295円
②8/21から24にかけて空けたマドの水準=19154~19435円
というわけで、このたび、ECBの追加緩和期待という、新しい材料が出てきたわけですが、一応これまでの見方は変えず、スタンスは維持とします。
しかし、昨年の日銀の追加緩和のときのように、政策面での新たな動きが出てきた場合、相場の流れが変わり、テクニカル分析上の見方も変える必要がでてくることがあります。
テクニカルの見方にあまりに固執しすぎてしまうと、相場の方向性を見誤ることがありますので、一応現時点においては、従来からのスタンスを維持としつつも、今後の日経平均の動きや戻りの度合い、来週のイベントの結果を受けたマーケットの反応度合い等によっては、今後の見方を変えていく必要性もあるという感じで見ていこうと考えております。