前日の米株式市場は、アップルなど主力IT関連株が売られ、NYダウが807ドル安と急落。
ナスダックも5%近い下落となりました。
これを受けて、リスクオフ姿勢が強まるなか、今日の東京市場は売り先行でスタート。
日経平均は23130円で寄り付き、330円程度下げて始まりました。
9時3分に23098円まで下げた後は戻す動きとなり、10時6分に23257円まで上げました。
その後は、上値は重く、後場に入り再び売り直されたものの、前場安値を割り込むような形にはならず、▲260円の23205円で終了。
日経平均は反落となりました。
売買代金は1.8兆円台で、今日も2兆円の大台には届かずでした。
米国株は急落したが、今日の日本株は比較的落ち着いた動き
前日の米株式市場で、NYダウは▲2.78%、s&p500は▲3.51%、ナスダックは▲4.96%で、軒並み下落でした。
9/1の記事などで、ナスダックが過熱気味であることは書いてきたのですが、昨日は大きく下げてきました。
これをうけて今日の東京市場は下げて始まったのですが、大きく下げるという展開にはなりませんでした。
日経平均の下落率は▲1.11%、TOPIXの同率は▲0.90%だったので、米国株ほどの下げにはならず、日経平均の日中値幅も150円程度で、比較的落ち着いた動きだったのかと思われます。
ただ、今日、23205円で引けたことで、日経平均の200日線は、8/31に22018円を付けた後、下落に転じてきました。(今日の時点で22016円)
同線は、5/29に上げに転じてから約3か月ぶりに下げに転じてきているので、ここからの動きは注目されるところです。
なお、終値が200日線を割れ、同線が下げに転じてくると危険信号になるのですが、今のところ、終値は200日線よりも上なので、まだそこまではいかないかという感じです。
ただ、8/24の記事でも書いたように、9月相場は警戒という見方を以前からしてきているので、来週以降、どう動いてくるのか、注目されるところです。