前日の米国株が上げたこともあり、今日の日経平均は23713円で寄り付き、60円程度高い水準でスタートしました。
その後、23725円まで上げたのですが、前日、約8カ月ぶりの高値水準に到達したことに加え、週末前であることが重なり、利益確定売りに押される展開に。
後場入り後は下落幅が拡大し、13時57分に23552円まで下落しました。
しかしその後は買い戻され、▲27円の23619円で終了。
日経平均は小幅安で取引を終えました。
今日は為替がやや円高方向に振れたことで、値がさの輸出関連株が売られました。
売買代金は前日並みの2.1兆円台でした。
裁定残高は依然として売り越し超過の状態が続く
今日は朝方は高く始まり、昨日の高値23701円を超えてきました。
しかし、その後は買いが続かず、結局下落して取引を終了。
昨日の記事でも書いたように、今日続伸となれば、2か月近く続いたレンジ上抜けとなる可能性が高まるかと思っていたのですが、高かったのは朝方だけで、下落して終わりました。
今日下落したので、まだレンジ相場が続いているということになるのですが、ただ、下落となったものの下げは小幅で、5日線(今日の時点で23487円)は維持しています。
来週月曜日に切り返して高値を抜けてくれば、レンジ上抜けとなる可能性が高くなるので、引き続き、来週月曜日の動きがどうなるのか、注目されるところになります。
なお、10/7時点の株数ベースの裁定残高は、買いが1.9億株に対して売りが7.1億株で、依然として5億株弱売り越しとなっています。
レンジ相場がしばらく続いているので、裁定残高の売り越し超過がなかなか解消しないのですが、レンジ上抜けとなれば、裁定売りの買戻しが入って上げに弾みがつく可能性もあると思われます。
2か月近くレンジ相場が続き、レンジ抜けとなる局面は近づいていると思われますので、引き続き動向を注視していく局面かと考えます。