前日の米国株式市場が上昇したことが好感されて、主力株を中心に幅広く買われてスタート。
今日の日経平均は23667円で寄り付き、100円程度高い水準で始まりました。
しかし、寄り値が日中高値で、以降は売りに押される展開となり、10時45分に23490円まで下落。
一時、60円程度マイナスとなる場面もありました。
そこから買いなおされて、+43円の23601円で終了。
日経平均は3日ぶりに反発となりました。
ただ、一日を通じて模様眺めムードが優勢で、商いは低調でした。
売買代金は1.8兆円台で、連日の2兆円割れとなりました。
日本株は引き続き、高値圏でのもみ合いが続く
前日の米国株市場は、米国の追加経済対策は依然として先行き不透明感が強いものの、今週発表が本格化する企業決算への期待感が高まったこともあり、4日続伸となりました。
昨日のNYダウは、28957まで上げて、9/3につけた高値29199に接近してきました。
また、ナスダックも11965まで上げて、こちらも9/2につけた12074に接近してきました。
9/25の記事で、NY株が切り返す局面が近づいているのではと書いたのですが、NY株は9/24に安値をつけてから反転開始となり、9月上旬につけた高値近くまで戻してきています。
これに対して日本株は、NY株が9月に下げた時あまり下げていなかったのですが、NY株が切り返しに転じてからの戻りは鈍く、高値圏で一進一退の動きが続いています。
ここにきて、売買代金が2兆円に届かない日も増えてきているので、高値圏でのもみ合いを一気に上放れるという感じには今のところ、なっていません。
ただ、これまでに何度も書いてきているように、いつまでもレンジ圏内でもみ合うという動きは続かないので、いずれレンジ圏内を抜け出し、上値を追う動きになってくると考えます。
その際は、もみ合いの期間が長かったので、上げのピッチが早くなる展開も想定されます。
引き続き、どこでレンジを抜け出してくるのかを注視していく局面になるかと考えます。