今日の日経平均は、+186円の16652円と続伸。
売買代金は、前日よりも減少して1.8兆円台でした。
本日は高く寄り付いた後、上げ幅を縮める展開になり、9時46分に16509円まで下げました。
しかしそこからは切り返す展開となり、しばらく高値圏で膠着状態が続いていたのですが、引けにかけてドル円が戻り歩調となったこともあって再度上げ基調となり、結局、日中のほぼ高値圏で取引を終えるかたちとなりました。
なお、一昨日、昨日と、日経平均は25日線の水準を引け値ベースで割り込んでいたのですが、今日の上昇で再び25日線(今日の段階で16597円)を上回ると共に、75日線(同16610円)も上回ってきました。
ドル円は戻り高値更新となったが、ここ最近の傾向として、戻りに持続性が欠ける傾向がある
今日の日経平均は引け値ベースで25日線と75日線を上回り、日中のほぼ高値圏で引ける形となったので、形状的にはいい感じで取引を終えたと言えます。
ドル円も夜間に入ってから109円64銭まで上げてきたことで、5/3につけた105円52銭の安値以降の戻り局面での高値を更新してきています。
これらの動きからすると、ここからまた戻り方向に向かう感じになってもおかしくないような感じもします。
しかしながら、ドル円の5/10以降の動きを見ますと、
①戻り高値を抜けたと思ったら翌日は下落。
②そして、その翌日は一転して上昇して再度戻り高値更新。
③更にその翌日はまた下げる。
というように、戻り高値更新の持続性があまり見られない感じになっています。
今日、ドル円は戻り高値更新となったのですが、仮に、従来のパターンがまだ続いているようであれば、翌日は下落となる可能性が高くなります。
というわけで、ドル円についてはここから上げ持続となるのか、それとも、従来のパターン通りに下落となってくるのか、要注目だと思います。
ここでドル円が失速するようであると、再度円高方向に向かう可能性も出てくる
また、ドル円は今日、109円64銭の戻り高値をつけたことで、5/3につけた105円52銭の安値からの戻り日柄は、今日で11日目(両端入れ)となりました。
直近でドル円は107円61銭(4/11)から111円90銭(4/25)まで戻した事があったのですが、この時の戻り日柄も11日(両端入れ)でした。
現状の戻り日柄の日数が、直近の戻り日柄の日数と並んできたので、ここで前回の時と同じように戻り歩調が転機を迎えるのか否かも、注目ポイントになると思います。
なお、ドル円がここでまた転機を迎えるような感じになりますと、105円52銭(5/3)の安値からの戻りはそろそろピークを打ち、再度円高方向に向かう可能性も出てくると考えます。