今日の日経平均は、▲81円の16654円と反落。
売買代金は、前日よりも減少して1.7兆円台でした。
本日は16671円と安寄りしてスタート。
その後は売りに押され、10時16分には16417円まで下落し、一時は300円以上下げる場面もありました。
しかし、そこからは切り返す展開となり、最終的には下げ幅を81円まで縮めて日中の取引を終えました。
ここのところ下げそうで下げない展開が続いているのですが、今日も似たような動きでした。
基本的に日経平均が15975(5/2)の安値をつけてからもみ合いの動きが続ているのですが、今日で13日目(両端入れ)となりました。
揉み合いの期間がやや長くなってきているので、そろそろ上か下か、動きが出てきてもよさそうな感じもするのですが、今日もどっちつかずの展開でいまだにここからどちらに向かうのか、はっきりしません。
保ち合い相場のレンジ上限と下限の見方としては‥‥
5/20の記事「下げそうで下げない相場は地合いとしては強いので、ここから下落とする見方は苦しいのかもしれない」で書きましたように、下げそうで下げない相場というのは強いという見方ができるので、ここから戻り方向に向かってもおかしくありません。
国内では、夏の参議院選挙等を控えた政策発動期待というのがあるので、それを支えに戻り方向へ向かうというシナリオも考えられなくはありません。
しかしその一方で、これまで何度か書いてきておりますように、海外の市場には軟化する兆しが見えてきているので、この動きに素直に従うとすれば、下方向へ向かうという事になります。
今は、このような強い材料と弱い材料で綱引きをしている状況にあると言えます。(状況としては保ち合い相場の状態)
保ち合い相場に入った場合、一般的に保ち合いを抜けた後の動きは早くなる傾向がありますので、当面はレンジを上に抜けるのか、あるいは下に抜けるのかを注視していくところになると思います。
なお、現状ではレンジの上限と下限については、次のように見ているので、引け値ベースでどちらかを抜けてきた方向に短期的に相場は動いてくると考えています。
①レンジ上限
日経平均でみた場合 : 5/19につけた16841円、もしくは5/13につけた幻のSQの16845円
TOPIXで見た場合 : 5/11につけた1353
②レンジ下限
日経平均でみた場合 : 5/12につけた16374円
TOPIXで見た場合 : 5/12につけた1316