昨日のNY市場は上昇で、NYダウは一時21580まで上げ、7/3につけた高値21562を抜けて高値更新となりました。
ナスダックとsp500も高値更新とはなりませんでしたが、マド空けの上昇で高値圏での引けとなったので、雰囲気としては比較的良い感じで終わる形となりました。
これを受けた今日の日経平均は20177円で寄り付き、前日よりも80円程度高くスタートしました。
しかし、その後の高値は9時3分につけた20183円までで、そこからは伸び悩む展開に。
後場入り後はマイナス圏内に落ち込み、12時55分には前日から30円程度安い20062円まで値を下げました。
その後は切り返す動きとなりましたが、最終的には前日比+1円でかろうじてプラスの20099円で取引を終える形となりました。
なお、日経平均はわずからながらもプラスでしたが、TOPIXはマイナスでした。
昨日の記事「NY市場でのダイバージェンス状態の継続はいつまで続くのか?」でも書いたように、NY市場では各指数で高値をつけた時期が異なるダイバージェンス状態が発生しています。
戻り基調を持続するためには、早々にこのダイバージェンス状態を解消してくる必要があるのですが、昨日のNY市場は上昇で、比較的強い感じでの上げとなりました。
よって、昨日の上げで、同状態の解消に向けて上げてくる動きに入ったようにも感じられました。
今日1日だけの動きで地合いが弱いとは判断しづらい
このため、今日の日経平均は強い基調になるかと思われたのですが、為替がやや円高方向に振れた事が足を引っ張り、上昇とはなりましたが、上げ幅はわずか1円に過ぎないという動きでした。
また、売買代金も前日に引き続き1.9兆円台で、盛り上がりに欠けました。
今日は、本来ならばもっと上げてもおかしくなかったと思います。
しかし、上げ幅はわずか1円に過ぎませんでした。
ということで、今日の動きを見る限りでは、相場の地合いは強くないという事が言えるのではないかと思われます。
ただ、たまたま今日は円高に足を引っ張られたので、動きは今一つだったという見方もできるかと思います。
よって、今日1日だけの動きでそうは判断するのは少し早いように思われます。
仮に今晩のNYが昨日と同じように上昇し、明日の日経平均も今日と同じような動きとなると、状況が少しおかしくなってきているという気配がやや強まってくるのではないかと考えます。