本日は、昨日のNY株高や円安基調を支えに幅広く買いが入り、日経平均は22627円で寄り付き、高寄りでスタート。
メジャーSQの算出を無難に通過したことで、需給面での警戒感が後退。
7─9月期のGDP速報値が上方改定されたことも、投資家心理を上向かせ、その後も買い優勢の動きが続きました。
日中の高値は22819円で、+313円の22811円で続伸で引け、日中の高値で取引終了となりました。
売買代金はメジャーSQだったこともあって膨らみ、3.7兆円台でした。
12/6に日経平均は445円下落して今年最大の下げとなったのですが、昨日、今日の上げでその下げ幅を埋めて更に上に行くという形となりました。
なお、今日の日中安値22625円に対して、昨日の日中高値は22515円だったので、昨日よりも100円程度マドを空けて上げるという動きでした。
上げ波動が再開となった場合、日経平均は24000円超えを目指す動きとなるか
今日の日足は陽線で、5日線(今日の時点で22563円)、25日線(同22548円)ともに、引け値ベースで大きく上回って引ける形となりました。
昨日の記事「日経平均は昨日の大幅安から今日は一転して反発。昨日の下落幅の7割程度を今日1日で取り返す」で、
「23382(11/9)の高値からの調整パターンは、2段下げのパターンの他、トライアングルのような三角保ち合いのようなパターンとなる可能性も一応、残ってはいます」
と書いたのですが、本日、22819円まで上げてきた事で、調整パターンは、以下の形のような2段下げのパターンで終わった可能性が強くなってきました。
①下げ:23382(11/9) ⇒ 21972(11/16)
②戻り:21972(11/16)⇒ 22994(12/1)
③下げ:22994(12/1) ⇒ 22119(12/6) 調整終了?
この先、22994(12/1)の戻り高値を抜けてくると、22119(12/6)の安値から上げの波動が再開する(※)形になってくると思われます。
仮にそうなった場合、11/20の記事「日経平均は反落で調整継続中だが、日柄調整は今週~12月の第2週あたりで一巡するのではないか」でも書いたように、23382(11/9)の高値からの日柄面での調整は、12月第2週の12/6(水)で終わったという事になります。
その場合、この先、日経平均は23382(11/9)の高値を更新し、24000円超えを目指す動きになると考えます。
(※)日経平均が上昇すると考えた場合、日経平均の動きに連動するETFを買うという手もあります。
なお、ETFを買う場合の手数料の安さという面で証券会社を選ぶとすると、SBI証券や楽天証券といったネット証券大手ではなく、GMOクリック証券や、ライブスター証券あたりが有利という事になります。