トランプ米大統領が中国製品への関税を目指す大統領覚書に署名したことを受けて貿易戦争への懸念が拡大。
昨日のNY市場が大幅安となった流れを受け、日経平均は21188円で寄り付き、400円以上下げてスタート。
その後も海外投資家がリスク資産を圧縮する動きが加速し、下げが止まらず。
ここまでの安値である20937(3/5)を前場の段階であっさりと割り込みました。
今日はそのままどんどん下値を切り下げる動きとなり、引け際の14時57分に20559円まで下落。
日経平均は▲974円の20617円で引け、日中のほぼ安値で終了となりました。
売買代金は前日よりも増加して3.6兆円台でした。
今日は引け際で買いを入れてみた
昨日の記事「日経平均は4日ぶりに反発だが、夜間市場に入ってから円高が進行。最後のダメ押し局面は依然として続く」でも書いたように、日経平均は最後のダメを押す流れが続いてきたのですが、今日はここまでの安値を割り込み、一気に下げる動きとなりました。
日経平均は24129(1/23)から調整する動きになっているのですが、ここまでの動きを見ますと、2015年に20946(8/11)から16901(9/29)まで下げた時の波形パターンと非常によく似た動きとなっています。
この時は20946(8/11)から三度安値を更新する形で下げ、16901(9/29)から20012(12/1)まで戻る動きとなりました。
で、現在の波形パターンを見ますと、24129(1/23)から今日の安値で三度安値を更新する形で下げる形なっています。
また、今日の騰落銘柄数を見ますと、値上がりが29銘柄に対して、値下がりが2042銘柄で、ほぼ全面安となる形になっています。
値下がりが2000を超えるのは、2/6に日経平均が1072円安となった時以来となります。
以上の点から鑑みますと、今日の急落で最後のダメ押しを入れ、以降、暫く戻り方向に転換する形となるのではないかと考えます。
というわけで、今日は引け際で買いを入れてみました。