今日は米中貿易戦争の激化を懸念する売りが先行。
日経平均は22565円で寄り付き、115円程度安く始まりました。
その後、9時8分に22618円まで戻した後は下げ幅を拡大。
引けは▲401円の22278円と続落。
日中の安値で取引を終えるかたちとなりました。
売買代金は前日よりも増加して2.6兆円台。
本日の下げにより日経平均は25日線の水準(今日の時点で22624円)を割れました。
一方、TOPIXは昨日の時点で25日線の水準を割り込んでいたのですが、今日の引け値は1743だったので、75日線の水準(今日の時点で1751)および200日線の水準(同、1756)をそれぞれ割り込むかたちとなりました。
なお、騰落銘柄数でみますと、値上がり銘柄が218に対して、値下がり銘柄が1827。
4日連続で値下がり銘柄が1000を超えました。
今の値動きは、2014年12月8日~2015年1月16日の時と似たような値動きとなるか?
昨日の記事「イベント通過であく抜けとはならず。22000~23000円のレンジで調整する動きが継続か」で書いたように、
23050(5/21)の戻り高値からは、以下のように①で下げて②で上げるという動きになっていますが、再度③の下げがあるという展開になってきました。
①23050(5/21) ⇒ 21931(5/30):下げ
②21931(5/30) ⇒ 23011(6/12):上げ
現状、①で下げて②で上げて、再度③で下げて底を打つという値動きのパターンを想定しているのですが、これと似たようなパターンは、2014年12月8日~2015年1月16日の時にありました。
この時は、以下のような値動きとなり、①と③の下げ幅がほぼ等しいという形でした。
①18030(2014/12/8) ⇒ 16672(12/17):下げ(▲1358)
②16672(12/17) ⇒ 17914(12/29):上げ
③17914(12/29) ⇒ 16592(2015/1/16):下げ(▲1322)
なお、この時は、16592(2015/1/16)で底を打ち、以降、20952(2015/6/24)まで上げるという動きになりました。
仮にこの時と同じような値動きになるとすると、ここから再度22000円を一時的に割れるという展開になるかもしれません。
ただ、TOPIXが200日線を割り込む所まで下げている点からすると、ここからまだ下げたとしても下げの余地はあまりないのではないかと考えます。