前日の米国株市場で、米10年債利回りの上昇を嫌気してハイテク株が軒並み売り込まれる展開となり、東京市場でもこれに追随する動きとなりました。
日経平均は29238円で寄り付いた後、半導体セクターの銘柄が大きく売り込まれて全体相場の下げを助長するかたちになり、13時55分に28535円まで下落。
一時下げ幅は1000円近くに迫りました。
その後はやや下げ渋ったものの戻りは鈍く、引けは▲909円の28608円で終了。
日経平均は急落となりました。
売買代金は前日よりも増加して2.9兆円台でした。
ダメ押しを入れる場合は、28000円あたりまで下落する形か?
前日の日中安値が29346円に対して、今日の同高値は29289円だったので、前日よりも57円程度マドを空けて下げる形になりました。
また、昨日、25日線(今日の時点で29391円)を超える形となり、そこから巻き返す形が期待できるかと思ったのですが、寄り付きの段階から同水準を割り込み、75日線(今日の時点で29275円)も割り込んできました。
夜間市場に入ってから日経平均先物の下げが拡大し、一時28340円をつけるところまで下げているので、このままいくと、4/21につけた安値28419円も割り込んできそうな感じです。
仮にそこを割り込むと、3/24につけた28379円、3/5につけた28308円を維持できるかということになってくるのですが、これら水準をも割り込んできた場合は、30714(2/16)から続いてきた調整局面のダメ押しをここで入れる形になると考えます。
なお、本日の騰落銘柄数は、値上がりが169銘柄に対して、値下がりは1989銘柄で、2000銘柄にあと11銘柄ほど足りませんでした。
これまで値下がり銘柄が2000を超えると目先の安値をつけて反発となる動きとなってきたのですが、ここまでの動きを見る限り、更にダメ押しが入りそうな感じです。
仮に上記の安値を割れ来た場合は、28000円あたりでダメ押しを入れる形になるのではないかと考えます。