前日の米国株市場は、米CPIが市場予測を上回ったことで、インフレに対する警戒感が拭えず、ハイテク株を中心に売りがかさむ展開で、主要指数は下落して終了。
これをうけて今日の日経平均は、25945円で寄り付き、26000円を割り込んで開始。
リスク回避ムードの強いなか日経平均は大きく下値を探る動きとなり、9時22分に25688円まで下落しました。
そこから一旦は戻りを試す動きとなったのですが、引けにかけて再度売られる展開となり、大引けは▲464円の25748円で終了。
日経平均は大きく下落する形になりました。
売買代金は前日並みの3.2兆円台でした。
騰落レシオ(25日)は79.45%、日経平均PERは12.3倍まで低下
騰落銘柄数は、値上がりが330銘柄に対して、値下がりが1477銘柄だったので、騰落レシオ(25日)は79.45%で、4/27の79.58%を下回りました。
日経平均PERも12.3倍まで低下し、こちらも5/10の12.34倍を下回りました。
そのほか、今日の日経平均の安値は25688円まであったので、5/10の25773円を割れる動きとなっています。
5/9の記事で、「日経平均は今週いっぱい下げる動きが続き、25500円あたりまで下げる可能性があるか?」と書いたのですが、今日は25688円まで下げる動きとなっているので、その水準に接近しています。
米国のナスダックは昨日の下げで、高値からの下落率は30%程度となり、日経平均PERも12.3倍まで低下し、12倍台割れが近づいてきています。
なかなか切り返しに転じてくる気配がみられないのですが、以上の点からすると、下げの局面としては最終の局面が近づいてきているのではないかと見ています。
3/9につけた24681円の安値を割れずに切り返す動きになると、2番底をつけて反転する形になりますので、それ以降はそれなりに強い展開が期待できるのではないかと考えております。