前日の欧州株市場が全面安だったほか、米国株市場でもハイテク株に売りが目立ち、ナスダックは4日続落となり、投資家心理を冷やして日経平均は27622円で寄り付き、60円程度安い水準で開始。
10時55分に27415円まで下げて、一時下げ幅は250円を超えました。
ただ、中国政府がゼロコロナ政策を漸次緩和する動きをみせるなか香港株が上昇し、これを背景にそこから下げ渋る動きとなり、大引けは▲111円の27574円で終了。
日経平均は続落となりました。
売買代金は前日並みで2.6兆円台でした。
ミニデッドクロスし、一目均衡表の遅行線も陰転入り。これらの点は短期的にはネガティブだが‥‥
日経平均は12/7に5日線が25日線を下回るミニデッドクロスが示現。
そこから12/2の安値27662円を割り込む動きが続き、今日も27415円まで下げて、直近の戻り高値28502(11/24)からの下落は▲1087円で、1000円を超えました。
25621(10/3)から28502(11/24)までの上げ幅は+2881円なので、直近の上げに対する下落は37.7%となりました。
また、一目均衡表の遅行線が陰転入りとなったので、この点も短期的にはネガティブ要素となります。
ただ、今日の時点で、200日線が27213円なので、このあたりまで押しがあるかもしれませんが、200日線が上向きの中、調整している動きなので、大きな押しはないのではないかと考えています。
25621(10/3)からの戻り基調の中の調整局面という認識なので、日柄面での調整がある程度進んだら、切り返しに転じてくるという見方に変わりなしです。