先週末の米国株市場は下落でしたが、経営不安が取り沙汰されるクレディ・スイスをUBSが買収することで合意したことで投資家の過度な不安心理が和らぎ、日経平均は27253円で寄り付き、80円程度安く始まりました。
その後、9時29分に27367円まで上げて、一時はプラス圏に浮上する場面もありました。
が、買いは続かず、前場中盤以降は次第安の展開に。
大引けは▲388円の26945円で引け、日中の安値で引ける形になりました。
日経平均は反落で、売買代金は2.9兆円台でした。
先週金曜日に大幅高となったマザーズ指数も、今日は一転して大幅安となっています。
底値圏で上げと下げが交互に繰り返すような動きが出た場合、調整の動きが目先、止まる可能性も出てくる
日経平均は一時プラスとなったのですが、結局、5日線(今日の時点で27148円)を割り込んで引けました。
TOPIXも1929.3で引け、5日線(今日の時点で1946.69)と200日線(今日の時点で1937.42)を割れて引けました。
日経平均、TOPIXともに、陰線引けなので、日足の形状としてはあまり芳しくない形で引けています。
ただ、NYダウの日足とかを見ますと、3/14あたりから、上げと下げが交互に繰り返すような動きとなっています。
下値を切り下げる動きが止まり、底値圏で上げと下げが交互に繰り返すような動きが出た場合、調整の動きが目先、止まる可能性も出てきます。
目先的には、3/14につけたザラ場高値32306ドルを超えてくると、反発に入った可能性が出てくるので、注目されるところです。