前日の米株式市場で、米3月卸売物価指数が予想を下回り、米利上げの早期停止観測が浮上したことが好感されて、主要株価指数が上昇。
これを受けて今日の日経平均は、28321円で寄り付き、160円程度高く始まりました。
今期業績予想の上方修正を発表したファーストリテイリングが急伸したことも、日経平均株価の上昇に寄与し、10時38分に28515円まで上げ、一時28500円台を回復しました。
その後は高値圏でのもみ合いとなり、大引けは+336円の28493円で終了。
日経平均は6日続伸となりました。
売買代金は前日よりも増加して2.9兆円台でした。
日経平均は6日続伸で、直近の高値である4/4の28287円を超えてくる
昨日の日経平均の日中高値は28163円で、今日の同安値は28282円だったので、120円程度マドを空けて上げる形になりました。
また、本日の高値は28515円まであったので、直近の高値である4/4の28287円を超えてきました。
これにより、2021年の高値30795円と2022年の高値29222円を結んだ上値抵抗線を明確に超える動きとなりました。
前回、3/9に28734円の高値をつけたときも上値抵抗線を超えたのですが、この時はその日の日足が十字線に近い形で、その翌営業日にマドを空けて急落したので、上値抵抗線抜けは一時的な動きでした。
しかし、今回は日中の高値に近いところで引けたので、日足の形状は陽線となっています。
前日からマドを空けて上げて、陽線で上値抵抗線を抜けてきているので、今回は前回とは違って、ここからさらに上値追いの展開になる可能性があると思います。
今日、28515円まで上げてきているので、3/9につけた28734円の高値まで、あと200円弱の水準まで来ています。
来週、当該高値を抜けて、次なる高値(29222円)を目指す展開となるのか、注目されるところです。