前日の米株式市場は、メモリアルデーで休場。
このため、朝方はやや手掛かり材料難となるなか、日経平均は31196円で寄り付き、下落して開始。
11時1分に31064円まで下げて、170円程度マイナスとなる場面もありました。
ただ、そこから切り返して、14時16分に31374円まで上昇。
大引けは+94円の31328円で終了し、日経平均は4日続伸となりました。
売買代金は3.0兆円台でした。
75日線との乖離は10%超え
日経平均は昨日、31560円まで上げて高値を更新したあと、上げ幅を縮めたので、陰線で引けましたが、今日は安寄り後に上げに転じたので、陽線で引ける形になりました。
5日線(今日の時点で30992円)よりも上に位置しており、同線は上向き基調なので、引き続き上昇基調は継続です。
ただ、TOPIXは5/23に2188.66で高値を付けた後、日経平均と違って高値を抜けてきておらず、5日線は下向き基調で推移しています。
また、騰落銘柄数も、値上がりが574銘柄に対して、値下がりは1197銘柄で、日経平均が上げているわりには全体は上がっていません。
これらの点は、やや気になるところになるのですが、先物主導で上がるようなケースではよくあるパターンにはなるので、引き続き、相場の動きについていく局面になるのかと思われます。
なお、日経平均の75日線との乖離は直近で10%を超えています。
2016年から、75日線との乖離が10%を超えて、同線との乖離が当面のピークを打ったケースとしては、以下のようなものがあります。
2021年2月16日:13.07%
2020年6月8日:14.94%
2017年11月7日:12.55%
2016年12月20日:11.49%
おおむね11.5~15%ぐらいでピークを打っているので、仮に75日線が28800円程度とした場合、そこから11.5~15%ぐらい乖離している水準は以下のとおりになります。
11.5%の乖離:32112円
15%の乖離:33120円
とすると、仮に今のペースで上昇していった場合、32000~33000円あたりが目先のピークとなるのかもしれません。