今日の日経平均は、▲50円の16869円と反落。
売買代金は、前日よりも大きく減少して1.5兆円台と、閑散商いでした。
本日は16866円で寄り付き、前日より50円程度安い水準でスタートしました。
寄り直後の9時2分につけた16844円が日中の安値となり、そこから10時37分の16932円まで上昇。
しかしそこが日中の高値で、以降はダレる展開となり、最終的には50円安でクローズとなりました。
NT倍率の過去20年間のピークは13.6倍
日経平均の本日の安値が16844円に対して、同高値が16932円だったので、日中の値幅はわずか90円程度と小動きの1日でした。
なお、日経平均の下落率が▲0.3%であるのに対して、TOPIXの下落率は▲0.5%だったので、今日も日経平均優位の展開でした。
これにより、日経平均をTOPIXで割ったNT倍率は12.81倍まで上昇しています。
NT倍率の直近でのピークは2013年12月25日の12.72倍になるのですが、その数値も超えてきています。
ではその前はどうだったのか、というのを見たのが以下の図になります。
以下の図は、過去20年間のNT倍率のチャートになります。
私も1995年からのデータしか持っていないのですが、それによるとNT倍率は1997年6月3日に13.6倍をつけているので、これが過去20年間の中では最高でした。
ではその時の日経平均がどう動いたのかという事なのですが、
1997年6月3日時点の日経平均は2万円を超えるあたりに位置していたのですが、その後は同年6月26日の20910円をピークにして下がる展開となりました。
そして、2年弱後の1999年10月9日には、日経平均はザラ場ベースで12787円の安値をつけるところまで下落しています。
なお、現状のNT倍率は12.81倍なので、過去20年間のピークである13.6倍までまだ余裕があります。
ただ、水準的には高いところに位置しており、過去の例からすると、NT倍率が行き過ぎると日経平均は下落する傾向があると思いますので、油断して見て行って良い状況にあるわけではないと思います。
(とは言え、現状は、日銀によるETFの買い支え期待等を背景に戻り歩調にあり、外部環境的にも変調をきたす感じはまだ見られないので、すぐにどうこうなるというわけではないと思うのですが‥‥)