先週金曜日のNY市場は、NYダウ、sp500、ナスダックともに上昇でした。
各指数ともに取引終了にかけて上げて引けているので、地合いは依然として良好なのだと思います。
なお、先週は、NYダウが12/20に19987の高値をつけ、2万ドルの大台まであと13ドル程度に迫る場面もありました。
そこからは伸び悩み、高値を超えられない動きとなっているのですが、高値からの下げは限定的で、依然高値圏を維持し、2万ドルの大台を狙える位置につけています。
今の感じからすると、2万ドル目前のところで暫くもみ合った後、大台を超えてくる動きになりそうな感じもします。
ただ、ここまではNYダウ、sp500、ナスダックが揃って上値を切り上げる動きとなっていたのですが、高値更新の動きに多少のズレも見えます。
NYダウとナスダックのこれまでの高値は12/20になるのですが、sp500が高値をつけたのは12/13となっています。
ここから各指数が再度高値抜けとなってくれば地合いは依然として変化なしとなるのですが、高値を抜ける事ができずに反落してくるとなると、指数間で高値をつけた日が異なる、いわゆるダイバージェンス状態が発生することになります。
トレンド転換が起きる時、ダイバージェンスが発生する事もあるので、この先、sp500がNYダウとナスダックと同様に高値を抜けてこられるか否かが目先的な焦点かと思います。
今のところ軟調な中国株の動きは材料視されていないが‥‥
その他では、堅調な米国市場を尻目に、中国市場は冴えない動きを続けています。
上海指数は75日線近辺でもみ合う動きになっているのですが、香港のハンセン指数は先週の下げで200日線を割り込む水準まで落ちてきています。
今のところ、1日で大きく下げるという動きにはなっていないので、中国市場の動きが市場全体に影響を与えるという感じにはなっていません。
しかし、香港のハンセン指数の動きとかをみると、下げ優位の展開に入りつつあるような感じもします。
上海指数がここからハンセン指数の後を追って、更に下値を割り込む動きを続けるようであると、市場全体に影響が出てくるのかもしれないので、中国株の下げがここから更に広がるような展開になるのか否か、という点についても一応留意しておいた方が良いのではないかと思っています。