昨日のNY市場は、NYダウが▲0.29%、sp500が▲0.46%、ナスダックが▲0.90%と、三指数ともに下落でした。
中でもナスダックの下落率が大きく、一目均衡表の遅行線も26日前の日足にかぶる所まで落ちて来ています。
三指数とも、ここまで比較的順調に戻り基調を辿ってきたのですが、sp500は12/13、NYダウは12/20、ナスダックは12/27にそれぞれ高値をつけ、以降高値を抜けない動きが続いています。
なお、この中で最も早く高値をつけたのはsp500になるのですが、同指数のここまでの動きを細分化してみると、次の通りとなっています。
12/13に2277の高値をつけてから、翌日に2248の安値をつけた後、反発。
しかし、そこからの反発は、12/27の2273までで終わり、12/13の高値2277までは戻り切れずに終わる。
その後は再度下落となり、12/29に2248の安値を割れる。
そして、12/30は2233までの下値があり、最終的に2238で引ける。
以上のような動き方を見る限り、ここまで戻り基調を辿ってきたNY市場にも、変化の兆しが生じてきているような感じがします。
シカゴ市場の投機筋の日経225の建玉も縮小傾向に
日本株に関しても、日経平均は12/28から29にかけて、60円程度のマド(19301~19364円)を空けて下げる形となり、昨日の大納会も安寄り後に戻る動きとなったのですが、戻りは19176円までで、マドを埋めて戻る所までは至りませんでした。
また、シカゴ市場の投機筋の日経225の建玉も、以下の通り12月中旬あたりから急激に減少してきており、直近の12/27時点では65枚まで建玉が減少しています。
11/29 9,161枚
12/6 8,431枚
12/13 1,215枚
12/20 644枚
12/27 65枚
これらの動きを見る限り、日本株についても、ここまで順調に上げてきた戻り基調に変化が出てきているのではないかと思われます。
なお、2016年は年明けの大発会から急落でスタートしました。
今の感じからすると、2017年も下落してスタートしそうな感じもするのですが、来年相場は果たしてどのような幕開けでスタートするのでしょうか。
ここ最近相場は動意薄だったので、暫くはつまらない相場が続くのではないかと思っていたのですが、年末にかけて市場に動きが出てきたので、ここからどう動いてくるのか、年明け早々から注目です。
なお、今年1年、当ブログをご覧いただき、誠にありがとうございました。
どうか皆さま、良いお年をお迎えください。
そして来年もどうぞ宜しくお願いいたします。