前日の欧州株市場は総じて堅調で独DAXが最高値を更新。
米国株市場でもS&P500が最高値を更新しましたが、東京市場はこの流れを引き継げず、日経平均は29718円で寄り付き、小幅安でスタートしました。
9時23分に29567円まで下落して、一時180円程度下落する形になりました。
その後は下げ渋る動きになったものの、大阪府などで新型コロナウイルス感染者数の拡大が再加速していることなどが市場心理を冷やしており、ワクチン普及の遅れなども警戒され、押し目に買い向かう動きは限定的でした。
大引けは▲130円の29620円で、日経平均は反落となりました。
売買代金は2.2兆円台でした。
ドル円の調整局面は押し目買いの好機か
昨日、日経平均は200円近く上昇しましたが、本日は下落となりました。
4/6から上げと下げが交互に続いており、続伸あるいは続落というのがないので、このパターンがまだ継続する形になると、明日は反発となりますが、どうなるでしょうか。
株価指数は横ばいでの動きが続ているのですが、1月から3月まで3か月近くドル高方向に動いていたドル円相場は3月末に111円近くまで上げた後、下落する動きとなっており、109円を割れるところまで下げてきています。
3月末の高値から2円程度円高方向に振れており、25日線も下回る動きとなっております。
これまで3か月近くドル高方向に動いてきたので、今はその反動で調整する動きになっているのかと思われます。
円高方向に進んで調整が終わったあとは、再度ドル高方向に動き、111円を超える動きになってくるとみているので、この調整局面は押し目買いの好機になるのではないかと考えています。
ただ、円高方向に動いてきてからまだ2週間程度しか経過していないので、日柄的には調整が終わるのにはまだ時間を要するかもしれません。
3か月近くドル高方向に動いた後の調整なので、普通に考えると1か月程度円高方向に振れて調整する形になるのではないかと考えています。