寄り付は売り優勢で始まり、日経平均は29573円で寄り付き、下落して始まりました。
9時51分に29787円まで上昇し、一時は170円程度高くなる場面もありましたが、買い一巡後は伸び悩む展開に。
米国を中心とするグローバル景気の回復期待から海運や鉄鋼などの景気敏感株が買われる一方、半導体関連などが利食われる格好となり、後場は前日終値を挟んで狭いゾーンでの往来となりました。
引けは+21円の29642円で終了し、日経平均は反発。
売買代金は2.0兆円台で、商いは今日も盛り上がらずでした。
レンジの動きを抜け出してくるためには、上げと下げが交互に続くパターンからまずは脱却する必要がある
昨日の記事で、「4/6から上げと下げが交互に続いており、続伸あるいは続落というのがないので、このパターンがまだ継続する形になると、明日は反発となりますが、どうなるでしょうか」と書いたのですが、本日は反発となり、上げと下げが交互に続くパターンは継続となりました。
ただ、上げとはなったものの、このところよく見られる上げた後に押し戻されて引けるというパターンが今日も継続し、なかなか膠着状態から抜け出すような動きにはなってきません。
米国株は高値更新の動きとなっているので、そろそろ日本株も調整局面から抜け出して米国株にキャッチアップする動きとなってもおかしくないと思うのですが、国内で大阪府をはじめ新型コロナウイルスの感染者数が再び拡大傾向にあることが足を引っ張る形となり、なかなかレンジを抜け出す動きにはなってきません。
レンジの動きを抜け出してくるためには、上げと下げが交互に続くパターンからまずは脱却し、このところよく見られるような上げた後に押し戻されるような形にならない必要があると思います。
仮に続伸となって、引けも高値で引けてくる形になってくるようであれば、レンジ相場を抜け出す可能性も出てきますので、とりあえずそのような動きがどこで出てくるのかと見ていきたいと思います。