前日の米国株市場で、NYダウが続伸し連日で史上最高値を更新したものの、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が軟調でした。
これをうけて今日の日経平均は29288円で寄り付き、小幅マイナスで開始しました。
9時37分に29204円まで下げ、100円程度マイナスとなる場面もありましたが、そこから切り返して10時19分に29388円まで上昇。
戻り高値を更新しました。
ただ、その後は目先利益を確定する動きが上値を押さえる格好になり、+30円の29332円で終了。
日経平均は続伸となりました。
売買代金は前日よりも増加して、3.1兆円台でした。
日経平均をマザーズ指数で割った指数は31.61まで上昇
本日、日経平均は続伸となり、前日の高値29323円を超えてきました。
TOPIXも続伸で、日経平均よりも上昇率は上でした。
しかし、騰落銘柄数は、値上がりが1008銘柄に対して、値下がりが1092銘柄で、値下がり銘柄が優勢。
また、本日はマザーズ指数が5%を超える急落で、2021年12月20日につけた昨年来安値を更新しました。
このため、日経平均は続伸となったものの、全般的な地合いとしてはあまり芳しくない1日でした。
なお、本日、マザーズ指数が急落したことで、日経平均をマザーズ指数で割った指数は31.61まで上がりました。
同指数が上昇するということは、日経平均に対してマザーズ指数が売られすぎているということを表わしているのですが、同指数はコロナショックがあった2020年3月30日につけた31.17を上回ってきました。
これよりも上は、リーマンショックがあった2008年10月8日の33.8になります。
ただ、コロナショックにしろ、リーマンショックにしろ、株が全般的に売られる中でつけた数値になるのですが、今回は日経平均がそれほど売られていない中で同指数が31.61まで上がってきているので、これまでと同じように見ることができないのかもしれません。
なお、マザーズ指数は927.69で引け、本日安値更新となったのですが、2021年5月17日の安値1040と、8月18日の安値993を結んだラインが910近辺にあり、この水準に接近してきています。
この水準で下げ止まる動きがみられるのか、あるいは、本日安値更新となったことで、更に下値を切り下げていく動きとなるのかが目先注目されます。