今日の日経平均は22525円で寄り付いた後、冴えない動き方が続いていたのですが、トランプ米大統領がエルサレムをイスラエルの首都として公式に認める方針と伝わると中東情勢に対する警戒感が浮上。
後場にかけて先物主導で下げ幅を拡大する展開となり、14時5分には22119円まで下落。
一時500円を超える下げとなる場面もありました。
その後も戻りは鈍く、結局▲445円の22177円で引けるかたちとなりました。
なお、売買代金は前日よりも増加して3.2兆円台と、3兆円の大台超えでした。
今日は週末の8日にメジャーSQ算出を控え、ボラティリティー拡大が予想されていた中で、中東情勢を巡る報道はポジション調整売りのきっかけとなり、先物主導で売られるという1日となりました。
21972(11/16)の安値以降、25日線を下値としてじりじりと戻りを試す動きが続いていたのですが、本日、あっさりと同線を割れるという動きとなりました。
なお、今年は3月22日に日経平均が415円下げる動きがあったのですが、今日の下げ幅は445円で、それを上回り、今年最大の下げでした。
12/8はイベント日となるが、日柄的にも一応注目されるポイントとなる
これまでは25日線を下値とした動きが継続するかと思っていたのですが、はずれでした。
12/1にそれまで抜けなかった22757(11/17)の戻り高値を抜けたあと、冴えない動きとなっていたので、本来ならばそこで何かおかしいと思うべきでしたが、警戒が足りませんでした。
この点、今後の反省材料かと思います。
なお、本日、25日を大きく割り込む動きとなったので、23382(11/9)の高値からの調整パターンは、次のように、①で下げた後、②で戻り、そこから更に③で下げるという、所謂、2段下げのパターンになったのかと考えます。
①下げ:23382(11/9) ⇒ 21972(11/16)
②戻り:21972(11/16)⇒ 22994(12/1)
③下げ:22994(12/1) ⇒ 現在進行中
で、現状は、2段目の③の下げをやっている所かと思われます。
なお、2段目の③で下げた所が23382(11/9)の高値からの調整が終わる所になると思われるのですが、日柄的な面では①の下げが6日(両端入れ)となっています。
③の下げも、①の日柄と同程度(6日)という事であれば、今週末の12/8が22994(12/1)の戻り高値から6日目(両端入れ)となります。
よって、早ければ今週内で調整の動きは終わる、という見方もできなくもないです。
一方、値幅面で見た場合、23382(11/9)の高値から21972(11/16)の安値まで、1410円下げるという動きとなっています。
仮に、22994(12/1)の戻りから同程度の値幅を下げると、21584円となります。
今日の日経平均の終値は22177円なので、上記水準からは、まだ少し距離を残しているという事になるので、もう一段下に行く可能性もあるかと思います。
尚、現状では調整局面はまだ継続中という事になるのですが、調整局面が終われば、23382(11/9)でつけた高値を取りに行く方向に回帰する動き方になると考えます。